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バンコク限定フリマサイトを作ろうと思いたった経緯。完全無料サービスにかける想い。

投稿日:2020年6月27日 更新日:


週末を使って、バンコク限定のフリマECサイトを作っています。

2020年6月作成中

完全に一人でです。本業は、商社マンですので、そんなに、ITスキルがあるわけではないです。

どうして、お金にもならない、こんな面倒なことをするのか?というと、

新しいことチャレンジして、今の生活に変化を持たせたいんです。

コロナ自粛で、時間も余しているのもありますが、なんとなく年を重ねて、ズルズルと時間が過ぎていくのが、嫌なんです。詳しくは、前回投稿をご覧くださいませ。

今回、その新しいチャレンジの矛先が、単純に「フリマサイト」となっただけです。ぶっちゃけ、チャレンジは、何でもよかったのです。しかし、やるからには、それなりの結果を出したいというのが本音です。

では、どうして、フリマサイトを作ろうと思いたったのか、経緯をお話ししたいと思います。

■こんな方にオススメ

・自分でWebサービスを作りたい

・ECサイト運営者

・室長の無謀なチャレンジを応援したい

IT関係の方からすると、僕の計画は、浅はかでしょうし、とてつもなくレベルが低いと思います。そこは、温かく見守っていただけましたら嬉しいです。プロの目からみたアドバイスをいただけると幸いです。

 

目次

インターネット通販の強い思い入れ

僕は、ECサイトには強い思い入れがあります。

今から15年前(2005年)ですが、大学生だった頃、ひょんなことから、アルバイト先である水産加工会社のホームページ制作を任されました。趣味で自分のホームページを、持っていたので、htmlなどは、多少さわれたからです。

当時「ネットで、モノを売る時代が来るぞ」と言われ始めた頃でして、EC業界でいうと、楽天市場に続き、ヤフーが遅れて、ヤフーショッピングを、サービスインしたタイミングでした。

バイト先でも「ネットで食品を販売しよう!」という流れになり、僕は学生でしたが、山口県から、新幹線乗って、ヤフー本社(東京)まで行って、ネットショップ開設の手順を勉強していました。

ITエンジニアの道もあったかも?

タラレバですが、僕に、もう少し先見性があれば、卒業後に、新興ITベンチャーにでも就職して、ITエンジニアとして生きる道もあったと思ってます。

今では、なんちゃって、商社マン(営業職)してますが、自分には合ってないと思ってますし、そもそも、社内で出世できてませんからね。

その後、時が経っても、ECへのチャレンジは諦めきれず。

2016年ミャンマーヤンゴンで、個人輸入 & ECサイトを立ち上げたのですが、失敗しました。

本業との、二足のワラジでは、EC運用に限界がありましたし、勢いとイメージだけで突き進んでた気がします。

当時こだわったのは、楽天などの大手ショッピングモールに頼るのでなく

独自ドメインをとって、Wordpressを使って、ショッピングカート(Welcart)を実装することです。

全部自分でやるので、固定費も手数料もかかりません。このヤンゴンでの失敗の経験があるので、今でも、ある程度、ECサイトを、カスタマイズできるんです。

 

フリーは止まらない

2009年クリスアンダーソン著書「フリー」は、僕にとって衝撃的でした。

著者の主張は「デジタルサービスは、遅かれ早かれ、いずれ無料になる」です。今から10年前に読んだのですが、まさしく、今生きている2020年、その通りになっていますよね。

YouTubeだって無料ですし、AmazonのKindleも、無料本をいくつも出してます。広告収入による「無料タクシー」が登場して話題にもなりました。無料化の流れは、これからも加速していくでしょう。

しかし、無料だけだと、企業経営は成り立ちません。どうすればいいのか?

そこで台頭してきたのが、フリーミアム(Freemium)と呼ばれるビジネスモデルです。

基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組み。無料サービスの提供コストが低いWebサービスと親和性が高い。

説明不要だと思いますが、、

100人の無料会員を集めれば、その中から、1人か2人が、課金してでも良いと考えるのです。Webサービスの特徴は、100人、1,000人、1万人と、サービス利用者が増えても、固定費が変わらないので、フリーミアムが成り立ちやすいのです。

近くのパン屋さんや、クリーニング屋など、リアルな店舗では、さすがにこうはなりませんよね。

 

ネットサービスは1社が総取り

ネットビジネスの恐ろしいのは、勝者が1社総取りとなります。

動画ではYouTube、実名SNSではFacebook、匿名SNSはTwitter、メッセージアプリはLINEと、各領域では、ほぼ1社が独占してしまいますよね。

そう勝者となるためには、必ず「無料」からサービスをスタートさせて、母数である、ユーザー数を獲得しないとなりません。

そして、もし、有料課金しているような、ネットサービスがあったとしても、同領域で、無料が生まれると、ユーザーは、皆そっちに流れてしまい、勝者の入れ替わりが起こります。

サービスは無料が基本

例えば、有料映画サービスのNetflixですが、もしも、無料で同様のサービスを提供する新興企業が現れると(現れないと思いますけど)一気にNetflixは窮地に陥るのです。

ネットサービスの特徴を、まとめますと、

・勝者は1社のみ

・無料でユーザー獲得(フリーミアム)

・無料化によって、下剋上が起こりえる

それらをふまえた上で、勝てる戦略を立てたのです。

 

戦略① 有料プラットフォームは使わない

今回、僕がやろうとしているのは完全無料サービスです。ユーザー課金は一切しない方針です。

この「完全無料サービス」を実現するためには、楽天市場、ヤフーショッピング、ベース、noteなど、企業が提供するECプラットフォームは使えないのです。

なぜなら、これらのプラットフォームでは、どこかで必ず手数料が発生するからです。出店基本料金無料とうたっていても、決済金額に5%が発生するなどです。

僕自身、プラットフォームへ手数料を払ってまで(自分のお金を使ってまで)無料のWEBサービスを作って、社会貢献したいとは思ってません。

あくまで、僕の労力と知恵だけを、このサービスに突っ込みたいのです。そうすると、おのずと、WordPress(無料オープンソース)と、Welcart(無料ECプラグイン)の組み合わせになるのです。

 

戦略② 広告も貼らない

次世代のECサイトのビジネスモデルといえば「広告収入」です。

ジモティのような、無料の広告掲示板がありますね。ユーザーからは、直接、課金しない代わりに、サイト内に広告を貼って、広告収入を得るのです。CMを流す、テレビと同じですね。

ジモティは、売買には入らない、あくまで、プラットフォームを提供するだけです。

しかし、ここにも、いくつか問題があります。サイトに広告が多くなり、ユーザーの利便性が悪くなる(見にくくなる)のと、個人売買なので、ユーザー間での商品や金銭トラブルも発生してしまいます。

タイ・バンコクにも、無料掲示板サイトがあるにはありす。モノを売ったり、友達を集めたり、サークルを集めたりと、総合掲示板のような位置付けですね。

東京のIT企業が、全世界の主要都市の「海外に住む日本人向け」に、同様のこの無料掲示板を展開しています。ニッチなところを狙った、素晴らしいビジネスモデルだとは思いますが、

・バンコク向けにサイトが最適化されてない。

・広告が多く、慣れないと使い勝手が悪い。

・フリマ(売買)機能に絞ってない。

と、「フリマ専用サイト」として、狙い撃ちできれば、勝てる要素があると思います。そして、彼らと違うのは「広告収入なし」のモデルなのです。

 

戦略③ 地域を限定し無料配送

タイ・バンコクに住む日本人の特徴として、駅でいうと3駅区間に密集しているのです。ここまで日本人が密集している海外都市も珍しいのだとか。

プロンポン駅 – トンロー駅 – エカマイ駅

タイに住む日本人は7万人以上おり、そのうち5万人が、このエリアに集中して住んでいるのです。想定顧客は、この5万人です。

我が家も、そのど真ん中のトンロー駅付近に住んでいます。なので、外歩いていると、日本人と会わない人はないぐらい、このエリアは、日本人だらけなのです。

平成29年のタイ国内在留邦人数調査統計

であれば、この3駅付近に、サービスエリアを絞っておけば、配送無料が実現できてしまうのです。僕が、集荷に伺って、配達まですれば、僕の労力だけで済むのです。

なんと送料も全て無料

他の海外都市、例えば、お隣のミャンマー・ヤンゴンでは、これは成り立たないです。日本人が固まって住んでいないからです。バンコクだから成り立つ、配送無料モデルなのです。

そして、集荷も配送も、週末限定とする予定です。平日は、本業で忙しいからです。ここが、ウィークポイントかもしれませんね。

 

戦略④ 利益を求めていない

繰り返しますが、今回こだわっているのは、完全無料のサービスです。

そこそこのサービスさえ作り込めて、その上「無料」を継続できれば、どんな企業も太刀打ちできないと考えています。なぜなら、企業は利益を求める必要があるからです。

人件費や、事務所の家賃なども、どこかで必要経費が掛かり、それを回収するために、何かしらユーザーに不便を強いているのです。それは、手数料であたり、広告であったりです。

逆説的になりますが、個人のWEBサービスで、他の企業に勝つためには「無料」しかないのです。

ここでいう「勝つ」の定義が難しいのですが、このフリマサービスが拡がって、数千人が利用してくれたら、御の字でしょう。それが当面の目標です。

無料で勝つぞ!

「利益はいらない」と、最初から、決めているのですが、これができるのは、サラリーマンとしての安定収入がある僕だからなのです。特権でしょう。そこを最大限の売りとしたいのです。

 

室長は何を求めているのか?

視聴者の方には、

質問者
質問者
お金儲けじゃない。無料のWEBサービスを、わざわざ、自分の労力を使う必要があるのか?

という疑問があると思います。

それは、ブラックバス釣り、登山をする人に、なぜ釣った魚をすぐ逃すのですか?なぜ、お金にもならないのに、危険を冒して雪山に登るのですか?という問いに近いんです。

自分の考えたサービス、自分の能力をフルに使って、赤の他人に喜んでもらえれば、こんな素晴らしいことって他にない
室長
室長

というのが、僕の答えです。

このYouTubeチャンネルも、収益化してない(2020年6月現在)ということは、僕は、自分の労力を使って、無償でコンテンツ作りをしていますよね。

しかし、その結果、コメントいただいたり、イイねをいただくと、自己承認欲が満たされているのです。素直に嬉しいです。もう、ここまでくれば、YouTube投稿も、無料フリマサイトも、もはやビジネスとは呼ばず、趣味やボランティアの世界なのです。

Youtubeもフリマサイトも無収入

あと、この「バンコクフリマサイト」に関して、僕にはリスクがないのです。もし失敗しても、上司に怒られることもなければ、他人に迷惑を掛けることはないのです。逆に、何かしら、経験値は増えるはずですよね。

そんなことより、頭の中で「バンコクフリマサイトはいけそうだ」と、グルグルと考えていて、行動を起こせていない自分に対して、ストレスが溜まっていたのです。

頭の中だけで妄想してるのはオナニーと同じでして、やはりサービスは、世に出して、お披露目して、結果をみてみたいのです。

そう、自分のチャレンジに対しての、一番の熱心な応援者は、僕自身なのです。

どうか、失敗しても笑わないでくださいね。

See you tomorrow.

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