駐在員生活しているのにお金が貯まらない、、そんな、悩みのある、あなたに聞きたい。
「海外旅行保険」をどこまで活用していますか?
僕は、海外駐在9年目です。
この期間、家族含めて、医療費を払ったことがありせん。それだけじゃない、iPhoneのガラスが割れた、財布を落とした、接骨院に通った、それらも保険適応してきました。
コロナだって怖くないんです(入院しても全て保険適応)
■こんな方にオススメ
・駐在員
・留学生
・海外旅行好き
僕が最も避けたいのは「制度を知らなくて、損していること」です。海外旅行保険だって同じです。知っているだけで、得することって、山ほどあります。
特に、保険は「自己申請制」です。自分から手を挙げないと、保険会社からは、何もアドバイスもしてくれません。彼らは、営利企業ですから、少しでも保険金を払いたくないので、基本、不親切です。そうなると、制度を知らない加入者が悪いのです。
よって、僕たちは、知識武装するべきなんです。サラリーマンって、なかなか、お金貯まらないですよね。だから、少しでも知識をつけて、自分のお金を守る必要があるんです。
こんな海外保険の投稿を、小馬鹿にする人もいるかもしれません。でも、僕は、たった1円だって、損したくないんです。あなたはどうですか?違いますか?
さぁ、保険の約款を読み込んだ、僕が熱く語ります。皆さんも、図太く生きましょうw
目次
保険内容を確認しよう
日本から海外派遣される駐在員は、会社から「海外旅行保険」を掛けてもらいます。日本の「健康保険」も入りながら、それとは別に、会社がタダで掛けてくれるのです。
2重で保険に入っている状態です。とにかく手厚いのですよね。
海外旅行保険とは、本来「旅行中に何かあった場合の保険」なのですが、僕たち駐在員は、旅行でなく、海外で住んで働いていますよね。何を意味するのかというと、保険会社から見た駐在員とは「常に海外旅行している人達」なのです。駐在員の生活は、海外旅行保険に守られているのです。
ここを意識すべきですし、フル活用すべきなのです。
具体的に、どんな保険内容かというと、
基本的補償
病気・怪我などの治療費は全て無料です。
初診から半年という縛りはありますが、これは助かりますよね。日本人向けのバンコク病院の小児科は、駐在員の子供達でごった返しています。
死亡保険などもあるため、もし日本で、民間保険に入っているのあれば、解約するべきです。僕は、日本では一切、保険に入ってません。
オプション補償
そして、今回、伝えたいのは、オプションです。会社によって、ばらつきがありますが、ここをしっかり押さえましょう。
「賠償責任補償」「携行品損害」が使えるのです。
ホテルの備品を壊してしまった。自分の荷物を盗まれてしまったなどです。僕の具体的な例は、追って解説しますね。
僕が、実際に入っている保険内容は下記です↓
補償内容 | 社員および帯同家族 |
傷害死亡 | 3,000万円 |
傷害後遺障害 | 3,000万円 |
疾病死亡 | 2,000万円 |
賠償責任 | 5,000万円 |
携行品 | 50万円 |
治療・援助費用 | 2,500万円 |
緊急一時帰国 | 40万円 |
僕の家族5名分の保険料は、なんと年間100万円を超えるのです。会社が負担しているのです。
かなり手厚いことが分かりますよね。地腹を切って、民間企業の保険に入る必要のないのは、このためです。
なぜ会社は手厚い保険をかけるのか?
企業は、多額の費用をかけて、海外に社員を派遣します。海外売上をあげたいのです。ビジネスのグローバル化が進んでおり、海外取引ができない会社は、これから生き残っていけないからです。
しかし、ここで、大きな問題があります。
ほとんどの、日本人は、海外で働きたくないのです。
商社に入ってくる人ですら、海外勤務お断りの人が多いのです。一般の業種なら尚更でしょう。
新入社員の頃は「いつかは海外で働きたい!」と言っていても、いざ、30歳過ぎになると、家庭を持ってたり、子供の受験やら、奥様が付いてこない、介護があるなど、だんだんと、海外へのハードルが高くなってしまうのです。
学生の頃に、起業を夢みてたのに、年をとると、色んな「できない理由」が、できてしまい実現しないのと同じですね(室長もその一人です涙)
その結果、下記のような、歪な状態になります。
・室長は、海外で働きたい(少数派)
・海外でなく日本で働きたい(多数派)
ここに、労使関係(会社⇆従業員)の「歪み」が生まれているのです。駐在員とは、会社から「大変ですが海外で働いてね」とお願いされている立場なのです。
どうして、駐在員の保険が、優遇されているのか見えてきたでしょうか?
なぜなら、駐在員は、会社からの命令で、海外で働かされているからです。日本よりも住環境の悪いところで、家族も帯同して、無理矢理、海外に送り込まれているからです。
従業員(駐在員)に対して「海外で何かあっては大変ですね。家族も何かあってはいけないので、皆さんには、手厚い保険に入っておきますね」となるのです。
だから、室長は、とてもラッキーな立場なのです。海外赴任という、みんなが嫌がることを、嬉しそうにやってのけているから。日本サラリーマン社会、労働マーケットの「歪み」を突いてるんですね。これを読んでいる皆さんも、少しは海外に興味がある方でしょう。それは、少数派の考えであり、これから、社内で、うまく立ち回れば、得するんですよ。
では、室長は、具体的に、どのように保険を利用しているのでしょうか。
実例① 家電修理し放題
医療費の次に、使えるのが「携行品損害」です。持ち物を旅行中に壊してしまった場合ですね。iPhoneを愛用する僕は、よくスマホを壊してしまうのですが、過去こんなことがありました。
iPhone故障内容 | 保険対応 |
車に踏まれて粉砕 | 新品 |
ガラス割れ | 修理費全額 |
Apple社は、iCareという独自の有償保険を推奨していますが、海外旅行保険の方が、実は手厚いのです。50万円まで対応できるのですから。
まずApple正規代理店に行って、高い修理費の見積もりを入手します。粉砕した時は「修理不可」というエビデンスを入手します。
それらを元に、保険申請すると、修理費が振り込まれてくるのですが、その修理費を、別に修理費にかける必要ないのです。次の機種の新規購入や、また非正規の安いところで修理してもいいのです。
下記、某日系保険会社からのメール抜粋します。
新規購入費用は保険でお力添え致しかねます。修理見積書でご請求のお手続きをして頂き、保険金が支払われた後、その保険金を新しく購入する費用に充てて頂く事は可能でございます。
要は、家電製品、ブランド商品など、身の回りの手荷物全てに、50万円の保険が掛かっているのです。
なので、メーカーや家電量販店が用意している保険は、一切不要なのです。
実例② 接骨院通いたい放題
医療費は全て無料です。
ですが、日本でいう「接骨院」は適応外なのです。バンコクにある日系接骨院は、どうしているかというと、お飾りのタイ人医師を置いて「理学療法」という、医療治療に呼び名を変えているのです。
僕はサッカーのプレー中、ファールを受けて、腰を強打して、通院したことがあります。事故日から半年間は、無償で通院したい放題なのです。
月に1度、タイ人医師(しかも内科出身)と面談します。そこで、通訳を通して、怪我の状態を伝えて、診断書を出してもらいます。おそらく、このタイ人医師は、自分の「医師」という資格を、アルバイト感覚で、現金化しているのでしょう。通訳が話している間も、スマホゲームしてましたから、かなり、いい加減な診断書だと思います。
そんな、診断書でも、あくまで、病気と判断するのは、医師であって、僕(患者)や保険会社ではありません。
僕は、ちゃんと嘘偽りなく、理学療法(?)を受けて、医師サインが入った診断書を、保険会社に提出して、保険金を受け取ります。自宅から、病院までの往復の交通費も忘れず請求します。
ここの接骨院 理学療法院(?)では、腰だけでなく、肩や腰など、全身を見てくれますので、通院と言いつつも、ほとんど、無料マッサージ化してしまうのです。書類上は、医師の診断を元にした、医学的治療を受けていることになってます。
クレジットカード付帯してる
ここまで、駐在員のメリットばかり話しました。海外駐在してない人にとっては、
と思われたかもしれません。これは、駐在だけの話じゃないです。あなたのクレジットカードにも、海外旅行保険が付帯しているはずです。海外旅行や、海外出張に行かれた際には、上記のメリットを受けられるのです。
例えば、
- フライトで、腰痛になって、
接骨院理学療法院に行って治療費がかかった。 - 不意にiPhoneを落としてしまって、壊れたので、新品購入費がかかった。
しかし、クレジットカードには、自動付帯と利用付帯があるので、要注意です。
自動付帯 | カードを所持しているだけで旅行保険が適応される |
利用付帯 | 出国までの公共交通機関の代金や旅行代金をクレジットカードで支払った場合のみ |
ここまでの保険知識があれば、空港などで、掛け捨ての高い保険に入る必要は、絶対にありません。あれは情報弱者ビジネスですからね。引っ掛かってはいけませんよ。カードの付帯保険をまず確認しましょう。
また、海外旅行保険の適応期間も、各社様々ですので、要注意です(出国後1ヶ月までなど)
上級者向け裏技(応用編)
僕が、将来的になりたいのは「海外ノマド」です。ノマドとは放牧民という意味でして、海外を渡り歩きたいんですね。暑い時期は北海道、寒い時期は東南アジアとか、場所にとらわれない生き方です。
サラリーマンを卒業した後に考えていることなのですが、保険料を払わずに合法的に「海外旅行保険を365日適応される状態」を目指したいのです。
どうするかというと、日本とタイを、年中、行き来してて、カード付帯の保険を、複数のカードで、常に適応させる(常に旅行状態にする)という裏技です。
- 日本発行カードの海外保険(タイでの補償)
- タイ発行カードの海外保険(日本での補償)
まだ、今の自分が必要としていないので、深く調べ切れてないですが、理論的には、可能だと思ってます。もし、実行されている方、いましたら、是非とも、情報いただきたいです。
申請はとても面倒です
ここまで良いことばかり書きましたが、実際には、書類申請が面倒なのです。
東京海上日動での、海外旅行保険の申請書となりますが、かなり細かく書かないとなりません。僕は、問題集や宿題を解く感じで、楽しんで、申請書を書けるタイプです。
僕の知り合いで、スマホを、タクシーに忘れてしまい、戻らなかったのですが、保険申請していません。携行品損害で、保険適応できるはずなのに、やってないのですよ。
理由は、
だそうです。
僕には信じられません。
警察に行って、申請書を数枚書いて、保険会社に連絡するだけで、10万円ぐらいは貰えるんですよ。作業量としては半日で済みます。でも、こういうタイプの人は、金額どうのでなく「面倒だから」やらないんですよね。
僕が同じ状況になったら、喜んで、警察署に行きますけどね。YouTubeネタにもなるし、保険金も返ってくる、一石二鳥でしょ。
まとめ
「海外旅行保険」の内容を確認しましょう。
僕のような駐在員であれば尚更、また、海外旅行好きな方もです。
この2点だけ覚えてくださいね。
医療費 → 全額無償(接骨院風の治療含む)
携行品損害 → 数十万円まで無償(家電製品はOK)
今回、紹介しませんでしたが、賠償責任、航空機遅延によるものもあります。保険会社にとっては、被保険者が、知識つけて欲しくないことでしょうが、それではいけません。
「利用できるものはとことん利用する精神」で突き進みましょう。
See you tomorrow.