僕は、2年前に、13キロダイエットに成功しました。今も標準体型を維持してます。
糖質制限や筋トレなどもしましたが、日々の行動を工夫したことも、成功の要因だったと思います。
今回は「お金を掛けずに痩せる方法」について、解説していきます。
■こんな方にオススメ
・ダイエットが続かない
・分かってるけど何もかも続かない
・ジムに行くほどお金がない
目次
手数料を払うのか?歩くのか?
先日、まとまったお金を、小切手で引き出す機会がありました。
近くの銀行窓口に行きました。
100バーツとは、日本円で330円ぐらいです。△△支店までは、3kmあり、歩くと30分ぐらいです。僕は
この日は予定もなく時間があったので、歩くことにしました。
すると、窓口のタイ人女性がビックリして
と、この場で、小切手を換金することを勧めてきます。
と返答したところ、あからさまに嫌な顔をされて
と捨て台詞を吐かれてしまいました。
僕は、タイ人の彼女より、何倍も給料貰ってるはず、でも、100バーツをケチったのです。いや、100バーツでなく、将来の時間を買ったのです。
ここの判断(思考回路)の違いなんですね、デブと標準体型者を分ける境目とは。
デブの思考回路
僕がデブだった頃は、移動は、常にタクシーでした。
そして、タクシーに乗っていた理由は、
・徒歩より目的地に早く着くので「時間短縮」
・後部座席でスマホを触れるので「時間の有効活用」
僕は、そう考えてタクシーを多用してましたし、この理由は、あながち間違いではないと思います。忙しいビジネスパーソンや、経営者はそうですよね。
当時の僕の口癖は
今でも、時間に余裕がない時(仕事中)はタクシーに乗りますが、それ以外は、ほとんど乗ってません。電車で近くまで行って、そのあとは、目的地まで、歩きます。
この行動の変化は、「時間短縮」の捉え方が変わってきたからです。
目先の時間は、時間短縮されている?
例えば、同じ距離(3km)を移動するのに、タクシーと徒歩で比較して見ますね。
時間 | 出費 | 消費kal | |
タクシー | 5分 | 700円 | 0kal |
徒歩 | 30分 | 0円 | 100kal |
時間でみると25分も差がありますので、タクシーに乗りたくなりますよね。
700円で、自分の25分を買ったと思えば、安い買い物ですが、僕は徒歩を選ぶのです。一見、非合理的に見えるかもしれません。
が、この25分が、本当に「時間短縮」されているのか疑問に感じだしたのです。
参考に、2つの記事を紹介しますね。
①日経ビジネスでは、
1日15分のウオーキングで寿命が3年延びる #日経ビジネス https://t.co/UBTHefKdeO
— 室長@海外商社&YouTuber (@SHITSUCHO2019) April 4, 2020
ウオーキングなど中程度の運動を毎日15分する人は、まったく運動しない人に比べて「病気による死亡率」が14%減り、寿命が3年延びる。
②東洋経済では、
ランニングをすると、なぜ寿命が延びるのか 走る人は走らない人より3年長く生きる傾向 | The New York Times – 東洋経済オンライン https://t.co/T9zRWaTPab
— 室長@海外商社&YouTuber (@SHITSUCHO2019) April 4, 2020
ランニングは、それに費やした時間よりも長い時間、寿命を延ばす。クーパー研究所によるとランナーが走る平均時間は週2時間で、この場合、平均的なランナーは約40年間に6カ月未満の長さを走ると推計される。
だが、それによって寿命がどれくらい延びる可能性があるかというと、3.2年にもなるのだ。およそ2.8年分プラスになるということだ。統計的には1時間のランニングで7時間寿命が延びるという。
目先の25分を節約したばっかりに、運動する機会を奪ってしまい、結果、寿命が短くなっているのでは?と言う疑問が出てきたのです。
すぐに手に入る小さい報酬(25分時短)を選んで、将来にもらえる大きな報酬(寿命が数時間延びる)を逃しているのでは?と考え出したのです。
ジムに車で通うのも疑問
ダイエットを決心してから、一時期、パーソナルトレーニングを受けていました。悪くはなかったのですが、僕はそのジムまで車で通ってたのです。
身体を動かすためにジムに行くのに、わざわざ車で通うことにも疑問を感じました。時間効率が悪いのではないか?と。
20万円を使って、パーソナルトレーニングに3ヶ月通い、それなりに結果が出たのですが、それ以降は、有料のジムには通ってません。
ダイエットを目的にするなら、お金を払ってジムに行くのではなく、単純に、日々の移動を徒歩にすれば良いのでは?隙間時間に身体を動かせればいいのでは、と思うようになりました。
余分に時間は掛かりますが、お金は掛からないし、オーディオブックを聴きながらだと、そこまで時間の無駄にもならないのです。
4階のマンションに住んでいますが、エレベータは使いません。
階段を見つけては「無料のジムがある」と考えて上り降りしてます。そうすると、わざわざ、ジムに通わずとも、痩せた体型を維持できるようになったのです。
着替えを持って、まとまった時間を作って、車に乗ってジムに通うより、実は、身の回りには、無料の「小さなジム」が沢山あることに気付いたのです。
日々の細切れ時間を使うのです。「ちりも積もれば山となる」なのですよね。
時間割引率を下げる選択をする
結局は、ダイエットも、勉強も、投資も、全ては「時間割引率」として説明がつくのです。
時間割引率とは、行動経済学でよく使われるのですが、
「将来の報酬」を「現在の報酬」に比べて低く(つまり割り引いて)評価すること。1年後にもらえる11,000円より、今もらえる10,000円を選ぶ。「せっかちな人」ほどこの割引率は大きく、嫌なことを先延ばしにする傾向がある。
要は、目先の利益に飛びついて、将来の利益を減らしていないかを都度、考えなさいってことです。
大阪大学田中准教授が分かりやすいですね↓
すぐにもらえる小さい報酬か 将来にもらえる大きい報酬か—神経経済学で「人間の行動」を読み解く https://t.co/sKhQtHlKjB #阪大
— 室長@海外商社&YouTuber (@SHITSUCHO2019) April 4, 2020
・お酒を飲むと、いまが楽しいですよね。
・タバコも吸うと、いまリラックスできますよね。
・セックすると、いま気持ちいですよね。
・糖質たっぷりのラーメンも、いま食べると美味しいですよね。
・タクシーに乗ると、いまが楽できますよね。
・社内でヘラヘラ愛想笑いしてると、いまは乗り切れますよね。
その「いま」の選択が、実は、割引率が、最大になってしまうのです。なので「いま」を我慢します。「いま」を忍耐するのです。
いま(タクシーに乗る)を我慢して、将来を見据える(健康寿命を延ばす)こと
これが僕のダイエットへのモチベーションの全てです。時間割引率を下げたいのです。
「その我慢が難しい」という方は、別の投稿「情報制限して、自分を自分で洗脳した」をご覧くださいませ。
まとめ
1.時間を節約したつもりが、節約になってない
2.身の回りには無料のジムだらけ
3.時間割引率を下げる(目の前の欲望を我慢)
この投稿は、△△支店に歩いている30分の中で、あれこれ頭の中で考えていました。僕はカロリー消費をしつつ、頭では投稿ネタを生産していたことになり、非常に時間効率が良かったとも言えますw
See you tomorrow.