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よもやま話

サラリーマンには「個人的には」という前置きが必要な悲しい現実

投稿日:2021年2月13日 更新日:

個人的には……。わざわざそう断ってから発言する人がやけに多いように感じる。日本の企業などでの同調圧力の強さを指摘する。周囲と異なる意見を言うには圧力にたえる「逃げ道」が必要で、それが「個人的には」といった表現になっているのではないか

いやー、2020年11月22日の天声人語は、世のサラリーマン全てに読んで欲しいぐらい良くできてます。

僕も「個人的には」という前置きを多用する、ザ・サラリーマンです。

情けないですが、これは仕方ないんです。

それだけ、サラリーマン(組織人)にとっては、組織からの同調圧力が半端ないってことなのです。

同調圧力

目次

ブログにも同調圧力がある

サラリーマンで、実名ブログしている人は少ないと思う。

なぜなら、ブログの世界だったとしても、サラリーマンという「組織人」が、自分の意見を発信するのは、それなりのリスクがあるのです。

○○会社の社員がブログでこんなこと

上司の目、取引先の目、お客の目、それらを意識しだすと、ブログで何も言えなくなります。

だから僕は、ネットでは、自由な発言を担保するために、匿名を貫いています。

実名の人でも「私の発言は企業としてでなく、一個人としての」と、プロフィールに「逃げ道」を書いている人だっていますよね。仕方ないことなのです。

 

上司からお前はどっちだ?

仕事上で、上司から

昭和人①
昭和人①
お前は、AとB、どっちなんだ?

と意見を求められたことがある。

会社としてはAですが、個人的にはBです。何故なら◯◯だから。僕も、サラリーマンですから、Aで進めますよ。
室長
室長

と答えて、ブチ切れされたことがある。

僕の意見を尋ねているにも関わらず(上司はA推し)自分や組織と違う意見Bを持つ僕に、納得いかないのです。

お前は分かってないと

上司 = 意見A

室長 = 意見B

じゃあ、聞いてこないで、単純に「Aで進めろ」という命令でいいんですが、自分の意見に共感して欲しいんですね。

そして、結果失敗しても「お前もAだと言ってたよな」と、全ての失敗の責任を負いたくない、薄めたいっていう保身もあるのです。

よって、サラリーマンとは、組織や上司と同じ意見を持っている振りをしないといけないのです。悲しいですよね。

 

建前だけの組織が最悪

ただ、前置きの後に本音を語れるような場合はまだましなのかもしれない。「最悪なのは本音が語られず、建前だけの組織です」豊かで平和な社会は異論によって形成される。そう前置きするだけで言いたいことが言えるのならば、もっと使われてもいい。

その通りですよ。

建前ばっかりの組織ほど、危ないことはない。

それを望むなら、ロボット系の社員(指示に疑問も感じず100%その通り進める人)だけを、雇えばいいんです。

最も統率がとれている組織は「軍隊」です。そこで、最初に叩き込まれるのは「思想を持つな」です。これ意味が分かりますか?

軍隊は思想を持ってはいけない

兵隊が「人を殺すのは正しいことなのか?」など悩み出すと、組織として成り立たないからです。上官には絶対服従です。自分で考えることを捨てることを優先されるのです。

室長が、もし軍隊に入ると、どうなるでしょうか?

室長
室長
個人的には、人殺しはやってはいけないことだと思います。ですけど、上官が敵を殺せというので、頑張って殺しますよ。組織人の役目ですからね

とか言ってると、一発で上官から退場を命じられるでしょうね。ほんと、サラリーマンで良かった(笑)

結局、何が共感したかというと、豊かで平和な社会は異論によって形成される(記事抜粋)のです。

だから、本音が語れない組織は、暴走したり、成長できなかったり、後退したりするのです。

あなたの所属する、会社組織は、どうでしょうか?

See you tomorrow.

-よもやま話
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執筆者:


  1. One Chang Aru Day より:

    室長!
    組織と社会の話は私にはよくわかりませんが、
    なんというか、同調圧力や人間性への抑圧?みたいなものは、小学校から嫌いです。
    しかし、それを通すとかなり貧乏になってしまうので、なんとか我慢していますし、
    私ほど我慢しているわけでもないように見える同僚はたくさんいて、
    室長のブログを読んでいます。

    今後ともよろしくお願いします。

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