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オンライン化が進むと海外赴任すら不要になる?営業マンが生き残る道。問題点の整理から【前編】

投稿日:2020年4月26日 更新日:

コロナ禍で、ビジネスのオンライン化が進んでいます。海外ビジネスに携わるものとして、これは非常事態です。

なぜなら、究極的には、日本企業が、海外に営業拠点を作る必要が無くなってくるからです。

そうすると、僕みたいな高コストの海外駐在員は、不要になるんです。日本に住みながら、ズーム使って、海外営業が出来てしまうからです。

海外出張しなくても良い?

オンラインとオフラインが、営業職にどのように影響するのか、子供の学習スタイルの変化と比較しながら、解説してきますね。

■こんな方にオススメ

・営業職を目指している

・在宅ワークで将来に不安を感じた

・海外ビジネスに興味がある

 

目次

コロナ禍(うず)じゃないよ

僕は知りませんでした

本題に入る、ちょっと、その前に。

みなさん、このコロナ禍(か)って、漢字を読めましたでしょうか?

僕は、37歳ですが、恥ずかしいことに、読めませんでした。コロナ渦(うず)って、読んでました。人によっては、コロナ鍋(なべ)って、勘違いされている人もいるんじゃないでしょうか。コロナは、鍋にして食べれませんよw

そもそも「禍」って、漢字自体、僕は見たことなかったです、、

調べましたが、禍(わざわい)とも読むのですが、同じ読み方の災(わざわ)いと、意味の上での使い分けがあります。

災(わざわ)いは、天災など、主に「防ぎようのない元凶によりもたらされもの」に使われるのに対し、

禍(わざわい)は、主に「人為的ミスなどにより発生した凶事」に使われるようです。

今回、コロナ騒動に「禍」の字が使われるのは、外出自粛など、人為的な行動にかかっている(=みんな外出しなければ広がらない)ということからだとか。詳しくは、こちらから。

 

幼稚園児もズーム使ってる時代

子供達の授業が、オンラインのズームに切り替わってます。学校の先生方の試行錯誤には、感謝でいっぱいですが、側からみていて、ズームは微妙だと思いました。

幼稚園児には無理っしょ

うちは、5歳、7歳、9歳の子供がいますが、下の幼稚園児の息子が、パソコンの前で、長時間、集中できるわけないのです。飽きてきたり、話を聴いてなかったりです。

「コロナ禍で、教育や仕事もズーム化が進む」みたいなこと言われます。しかし、ズームなどのオンライン会議システムは、場所を自由にしましたが、時間は自由になってないのです。

学習のオフ&オンラインは、3段階あると思ってます。ポイントは、場所と時間が自由なのかどうかです。

場所 時間
①学校 × ×
②ズーム ×
③動画

学校 → 場所も時間も決まってる。

ズーム → 場所は自由。でも時間決まってる。

動画→ 場所も時間も自由。

僕は、長女と、スタサプ(動画学習)で、一緒に勉強しています。

娘と二人で受講している

2人でやることの意味は、隣の娘の理解が浅いと気付くと、その場で、僕が動画を止めて説明したりします。あと監視役ですね。

彼女は、ぼーと、何も考えてない瞬間が何度もあり、僕は、すかさず「今の意味わかる?」と質問します。動画に出てくる先生は、その道のプロなので、僕なんかより、遥かに教え方が上手いんです。

教える人:塾先生

補足する人:父親

動画学習は、非常に優秀なのですが、これを小学生が黙々とやるのは難しいのです。一方通行ですので、飽きがきたり、ダラけたり、それを親や家庭教師が、隣でみてあげるのが、最良のスタイルだと考えています。

隣につかないとダメ

そして、動画の最大のメリット、時間と場所を選ばないこと。だからこそ、父親である僕が見れるのです。僕も日中は、普通に仕事してますから、夜しか時間がありません。

月々たったの1,980円ですので、コスパは最強です。無料体験もあるようですので、小学生のお子さんをお持ちの方はどうぞ↓



オンラインの最終形は、時間の自由、すなわち「非同期」に尽きるのです。相手も、自分も、いま現在の時間を共有しなくて良い(同期しなくていい)のです。

 

ビジネスの非同期とは何か?

長くなってすみません。そろそろ本題(ビジネス)に入ります。

この考え方で、オン&オフラインの状況を、僕の仕事(営業職)に置き換えてみます。

場所 時間
①アポイント × ×
②ズーム、電話 ×
③メール

アポイント → 直接会いに行く。

ズーム、電話 → 場所は自由。でも時間は不自由。

メール → 場所も時間も自由。

と、実は、ズームやオンライン打ち合わせなどもありますが、非同期通信の最強は、やはりメールなのです。ここは、見誤ってはいけません。一昔前から、使われている、メールがオンラインの最終形なのです。

Emailが王道でしょ

新人には、メールの書き方を何度も何度も指導するのですが、やはり、メールを制する者は、仕事を制するのだと僕は思います。いかに1本のメールで無駄なく的確に目的を果たすのか、です。

メールの利点は、送り先に、何人も入れることで、同時に発信できます。相手が準備してなくても、勝手に送れるんです。しかも、@を使うEmailは、世界共通です。これは、LINEやメッセンジャーが、メールに勝てない部分なのです。

ズームが一般化されて、新しく聞こえますが、いやいや、ビジネスツールの最強選手は、まだEmailなのです。

 

リナルな肉体を海外に持っていく必要ある?

有名ブロガーちきりんさんの著書「マーケット感覚を身につけよう」に、「ANAの競合を論理的に分解する」という興味深い考察がありました。

皆さんも、ANAのライバル企業はどこになるのか?一度、考えて頂けますでしょうか?

ANAのライバル会社とは?

答えは「インターネットのテレビ会議」です。JALだけではありません。

下記、本書から抜粋します。

飛行機で出張するのをやめて、テレビ会議をします。リアルな肉体を海外に運ぶ必要性はますます小さくなるでしょう。原油価格が高騰したり、SARSやエボラ出血熱のような感染症が流行ったりすると、その優位性はさらに際立ちます。

本書は、2015年発行で、今から、5年以上も前です。ですが、凄いのは、ちきりんさんは、コロナ禍して、オンライン化を強要され、飛行機も飛ばなくなる現在を、イメージされているところです。

30年前から、テレビミーティング自体はありました。しかし回線も遅く安定せず、専用会議室まで、足を運ばないとなりませんでいた。1時間なん十万円も費用がかかったようです。

それだったら、海外出張して、直接商談した方が良いという判断だったのです。テクノロジーの進歩(各自のPCでオンライン会議可)が、社会のあり方を変えたのです。

では、

室長
室長
駐在員の室長のライバルは誰なのだろうか?

世の中の流れとしては、

①コロナ禍で、在宅ワークが、当たり前になる。

②取引先との打ち合わせも全てズームになる。 

③ズームは簡単に海も越えてしまう。

④海外に営業マンを置く必要ない

と、僕みたいな高コストの駐在員は要らなくなるんですよね。日本に住みながら、ズーム使って、海外営業出来てしまうから。ほんと脅威です。

そうなんです。僕の目下問題は、コロナ不況による売上減ではなく、長い目で見ると、コロナがもたらした社会のデジタル化なのかもしれません。ズームやスカイプが、僕の競合相手なのかもしれません。

続きは後編へ。

See you tomorrow.

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  1. […] となります。まだ前編をお読みで無い方は、先に前編をどうぞ。 […]

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