【究極の質問】
何のために働くべきなのか?
僕は、この問いを、社会人になってから、12年近く考え続けてきました。一つの答えや真理が無いのは分かります。答えは、人それぞれでしょう。家族のため、自己実現のため、食うため、生きるため、社会貢献のため、色々あると思います。
しかし、自分の時間・気力・体力・精神力を、仕事というカテゴリーに費やしているのだから、自分にとっての明確な「答え」が、僕には欲しかったのです。もっというと、仕事から得られる「見返りは何か?」を探していたのです。
■こんな方へオススメ
・30後半になり「何やってんだ俺」と焦っている人
・将来の夢を忘れかけて惰性で生きている人
・家族を持ち身動きとれなくて困っている人
まず、僕の結論から述べますね。
僕は「自分の資産」のために働きたいです。
どうして、この結論に至ったのか、経緯も入れて解説してきますね。誰かの参考になれば幸いです。
目次
モーレツ社員からダメリーマンへ
過去の僕は、モーレツ社員でした。
「僕は、やれば何でもできる」という信念の元、365日のうち350日以上働いてました。土日も関係ありません。20代後半ですね。
「通勤時間が勿体ない」と、会社の目の前に住んでました。自宅にいても、会社のWiFiが届きましたし、24時間仕事のことを考えてました。仕事以外のことは考えませんでした。徹夜も週に1回していました。
長男が産まれる30秒前まで、僕は分娩室で、取引先の人と電話していましたし、いざ産まれてきても、別の電話が鳴り続けているのを気にしながら、3,000gの長男を抱きかかえていました。
久しぶりの家族旅行にも、パソコンを持ち込んで、子供たちがプールで遊ぶ近くで、ひたすらパソコンに向かってました。嫁は、そんな僕を隠し撮りして「うちの旦那、面白くない…」とインスタにあげてました。
今、思い返すと、
当時の上司(会社の雰囲気)に、うまく使われていたと思うんです。
激務の結果、首のヘルニアになり、入院手術しました。33歳のことです。その辺りから、薄々、気付き出したのです。
「僕って会社に搾取されているのでは?やりがい搾取」だと。
30前半は、出世コースか、そうでないかが、明確に分かれてくる時期です。僕は残念ながら、うまくステップアップ出来なかったのです。
もし、当時、社内の誰か偉い人に、引き上げてもらえていれば(昇進を後押しされてれば)今のような「ダメリーマン」には、なってなかったかもしれません。現在37歳でも、まだイケイケで、バリバリ会社の為、自分の為だと盲信して、働いてたかもしれません。
会社と個人もギブアンドテイク
・首の手術をした
・会社から評価されなかった
この2つが、ちょうど重なったのです。会社が僕を評価しないのであれば、僕も会社へ報いらない。「会社」と「個人」は、対等な関係でしょ、ギブアンドテイクでしょ、というスタンスです。
片想いでは、「熱愛」は長続きしないのです。これは、会社が悪い、僕が悪いというよりも、あるところに落ち着いた、既定路線だったのかもしれません。
今では、土日も休みますし、基本定時に帰ります。休日出勤すれば、振替休日申請もします。会社のために、無理して、必要以上に働くのが、バカバカしくなったのです。※サボっている訳ではないですよ。無理しない、普通の働き方に、切り替えたのです。
この決断は、男としてダサいとは思います。当時、僕は相当落ち込みました。今、こんなこと書いてる自分も情けないです。しかし、これが、僕の目の前にある「現実」です。
というか、世間一般として、口には出さないですが、僕みたいなこと考えて、働いている30代、40代が、ほとんどではないでしょうか?出世できるのは一部で、その他が大勢でしょう。その現実に、どこで折り合いを付けるのか、なのです。
これは、新卒には分からない心境ですね。
上司、同僚、部下は?
今、社内で付き合っている人たちは、僕が会社を辞めると、その後も、継続して繋がっていけるかな?と思うと「NO」だとも思ったのです。
実際、僕の周りで、辞めていった人も沢山いますが、今でも、繋がっている人は、ごくごく少数です。僕の性格的な問題もあるかもしれませんが、、
当たり前なのですが、会社組織に属しているから、付き合っているだけで、別に、僕という個人が好きで、付き合っている人は、社内には、ほとんどいないと思ったのです。悲しいですけどね。
その理由は簡単で、社内では「建前の世界で生きている」からです。
組織に入ると、空気を読みながら、自分のポジションなど意識しつつ、建前ばかりを並べることになります。そんな関係性の中から、信用できる人には、出会えないと思うのです。
残念ながら、未来永劫、彼らは、僕の「資産」にはならないですし、僕もまた彼らの「資産」にはならないのです。
このことに気付いてから、社内飲み会や、冠婚葬祭など、参加を拒否するようになりました。社内の人のポイント稼ぎ(評価されたい)を、完全に捨て去ったのです。
資産にならないものに、自分の時間と労力を費やしたくないと考え出したのです。
黒字リストラに備える
今では、東芝、三菱UFJ、キリン、富士通など、黒字リストラと呼ばれる、リストラを実施しています。将来的に、AIや自動化が進むと、従業員が必要になくなる、よって、今、体力があるときに切ってしまう、のです。
僕の勤め先も、東証一部の専門商社ですが、将来的に、同じことが起こる可能性は十分にあります。そうなると、ダメリーマンである、僕なんかに、一番に声が掛かるでしょう。中高年の給与が無駄に高いですからね。
そんなリストラの声が掛かった瞬間に、手を挙げれる準備をしたいのです(リストラと言いつつ、会社が傾いてない限り、退職者には、手を挙げれば、退職金を割り増ししてくれる)
僕は、サラリーマンは安泰でない、という「健全な危機感」も持っています。
最強の学校、それが会社
僕は、今の勤め先を、恨んでいるわけでもありません。逆に感謝しています。僕みたいな、2.5流大学出身者にも、海外赴任させて、実質年収1,200万円も払ってくれているのですから。謙遜とかでなく、本音です。
名刺交換、提案書、見積書、納品書、輸出入業務、仕入先・お客との関係、全てにおいて、僕は、学ばせてもらいました。これは、どの大学で学ぶよりも、実践的で、代え難い、僕の無形資産です。
新卒で起業するのがブームにもなってますが、彼らは「新卒」というプラチナチケットを使って、これらを学べる、大きなチャンスを失ってしまっているように思えます。
海外赴任で、英語もそれなりに鍛えられました。学校はお金を払って学ばせてくれますが、実は、会社は、お金を貰いながら学ばせてくれる「最強の学校」なのです。
しかし、それも、35歳までです。そんな、給料をくれる学校(会社)に、しがみつくことなく生きていくために、自立しないといけないのです。会社も、学校だと勘違いしているダメリーマンを求めていません。
僕は、ある決心をしています。
「海外赴任が終われば、会社を辞め、自分でビジネスを持つ」です。
簡単ではないのは分かってます。しかし、これ以上、僕は、今の環境にいるのが耐えられないのです。会社を辞めることは、妻や、義父からは、大反対を受けていますが、そんなこと関係ありません。僕の人生は、僕が決めるべきだと思うからです。
結局、何が資産なのか?
負債とは、僕から労力と体力を奪うものです。
資産とは、僕にお金をもたらしてくれるものです。
それれが、具体的に何かというと、、
■会社の資産(=僕の負債)
社内飲み会
接待ゴルフ
サービス残業
仕事のための仕事
上司へ媚びを売る
■自分の資産(=僕の資産)
YouTube
ブログ
事業投資
仕事のスキル
筋トレ
皆さんにも、もう見えてきたと思います。結局、僕のようなダメリーマンの生きる道は、会社の資産でなく、自分の資産になることに集中するしかないのです。こう決断したなら、中途半端が絶対にダメで、徹底的にやらないといけません。
自分の労力を、自分の資産増幅へ、フルコミットするのです。僕が、モーレツ社員だった頃と、同じような労力を、ここに掛ければ、突破口があると信じています。ミャンマーに投資している食品工場もそれなりに回っています。
何度も言いますが、会社の資産が何で、自分の資産が何かを、常に意識すべきなのです。単純なエクセル打ちとか、ルーティン作業とか、自分の蓄積にはならない、それらは会社の資産となるのです。
そして、このチャンネルも、僕の立派な資産です(厳密に言うとグーグル社なのですが)チャンネル登録者数も、お陰様で順調に伸びており、あと数ヶ月も頑張れば、収益化もみえてきています。
収益化といっても、たぶん、数千円レベルです。ですが、これは、僕自身の資産から得たお金なのです。小さな小さな成功体験です。会社の給料より価値があるのです。
そして、収益は、自分が使うのでなく、全額、自分の資産へ投資をしたいと思ってます。その辺りも、全て情報公開できればと思ってます。
YouTubeというプラットフォームから、ゼロからいかに資産をつくれるのか(または挫折してしまうのか)を、実況中継していければ、面白いはずです。こんな、ダメリーマンでも、やれば出来るというのを証明したいのです。
収益だけが人生の目的でもない
資本主義は、お金を介して、全ての価値交換が行われています。お金を稼がないと、生きていけないのです。僕も、家族を持つ身ですから、脱サラだ、起業だと、理想だけに突っ走るのも危ないと思ってます。
微妙なバランスが必要でして「お金がないと幸せになれないですが、お金があれば絶対に幸せになれることもない」のです。だから、お金だけが人生の目標にもなってはいけないと思います。
橘玲先生が「幸福の資本論」で、幸せになるためには、3つの資本が必要であると述べています。
・金融資本
→ 経済的余裕を持つことで「自由」を勝ち取る
・人的資本
→ 働いてお金を稼ぐ能力「自己実現」が得られる
・社会資本
→ 家族や友達との「共同体=絆」
ブログや、YouTubeが、見事にこの3つの資本と、関係深いのが、分かりますでしょうか。「お金だけ、収益だけでも、幸せにはなれない」というのは僕も同意するところです。
いつか、僕の子供達が大きくなって、僕の過去動画を面白がって、見てくれることも、想像しながら、今、YouTubeを撮っているのです。子供だけじゃなく、孫や、その下の子にまで、この動画が残れば、面白くないですかね。
そして、YouTubeやTwitterを始めて、外部の方とのコミュニケーションが増えました。今までは、社内や身近な人ばかりでしたが、違う世界と人と情報交換できています。まだリアルではお会いしてないのですが、いつか、これら発信から繋がりを持てれば、これは素晴らしいことですよね。
See you tomorrow.