何より身につくのは 、思い切って実際に投資してみることです。
本書はまさに、その疑似体験だったのです。皆さんの今度の投資 、そして人生の選択肢を広げる一助となれば幸いです。
この本を読むメリットを一言で表しますと、、
「老後2,000万円問題」と、メディアによって不安だけが、ばら撒かれ、その結果「自分も投資して少しでも増やさないと」と焦ってしまう、非常に危ないタイミングだと思います。
「苦労しないで、儲けがでるような投資話には、要注意です」と、
そんなこと分かっているけど、お金が増える話が、気になるのが、我々人間の特性(欲深さ)なんでしょうね。
目次
30代投資童貞が危ない
時代の流れからして、これを読んでいる人も、いつかは「投資」をすることになるでしょう。これは必然と思います。
だって、日本政府は、株式投資に限っては、NISA(少額投資非課税制度)や、イデコ(確定拠出年金)など、税制優遇してでも、国民に投資を進めていますよね。この流れは絶対に戻ることはないはずです。
ここでね。
って、人は相当危ないです。それは「30代童貞」と同じです。
政府の用意した税優遇も知らず「そろそろ貯蓄も貯まってきたので、投資しよう」ってのは、ほんとに、一番やばいですからね。上から目線ですみません。
いい年して童貞していると、恋愛免疫がないですから、刺激的なキャバクラにハマって、取り返しのつかない大金を商売女に注ぎ込むことになります。
投資も同じでして、ある程度の経験(免疫)が必要なんです。でないと大金を失います。
金融リテラシーが低いというのは、羊であることなのです。「経験なし、情報なし」という純朴な羊(田舎から上京してきた子)が、詐欺師から、1番狙い打ちにされるのです。
詐欺なのか?投資なのか?
経営者ならともかく、会社員やってると、社会のお金の流れが分からず嵌められ易いのです。
資本主義社会では、投資行為は、経済上、必須の歯車なのですが、これ、詐欺と投資の見分けが、非常に判断難しいんです。
初心者に多いのは
と言うんですが、それは大きな間違いです。そんな考えだと「絶対損させませんから、こんな案件ありますよ」という甘い営業トークに嵌められます。
投資には、リスクが必ずあります。そのリスクと、どのように向き合うか?なんです。
リスクに見合うリターンがあれば、それは良い投資案件なのです。
その投資には、どんなリスクがあり、どんな仕組みでお金が増えるのか?を理解することが、スタート地点だと思います。
著者は投資を勧めてない
この著者は、失敗談を押しもなく披露しており、しかも、各投資を勧めてはないのです。
そこに本書の信頼性、公共性があると思います。
【目次】
未上場株 → いつ上場するのか?
新規上場 → 無料の宝くじか?
和牛商法 → 豪華商品がシグナル?
海外ファンド → 説明会がどれも同じ怪しさ
FX → 南アフリカランドの損失
日経先物 → これは博打です
↑どれも読み応えのある面白いネタでした。「騙されない為に読んでおく」と、予防接種を受けに行くテンションで読むと良いですね。
641円で、これら著者の「失敗談」を学べるのは有益です。
これが、ネットのブログ情報だと、アフリエイトとか、広告収入目的、投資自体への勧誘と「ミイラ取りがミイラになる」状態です。
ネットで検索すると、投資への勧誘だらけですよね。
結論:自分で勉強し、キチンとリスクをとって投資する。
これが、これから求められる金融リテラシーですね。偉そうにすみませんでした。
See you tomorrow.