海外でタクシーに乗る時には、5つのポイントがあります。これを、知っているか、知っていないかで、あなたの安全率が変わってきます。
「タクシー運転手は、移民のする最初の仕事」と呼ばれるぐらい、ステータスが低い職種なのです。
よって、海外タクシーは、日本のように「安全な乗り物」ではありません。そこは、肝に命じておきましょう。
僕は、海外在住者であり、数々の国に行っては、現地タクシーを利用してきました。それらの経験値を、皆さまにもシェアできればと思います。
目次
⒈停車しているタクシーはダメ
必ず、走っているタクシーを、自分で手を挙げて捕まえましょう。それだけで悪いドライバーに会う確率がグンと下がります。
外国人が集まりそうな場所で、停車しているタクシーは、絶対ダメです。メータが無い白タクだったり、外国人を狙ったボッタクリの可能性が高いのです。
空港出口付近で、運ちゃんが「タクシーヤスイヨ」とか、向こうから声を掛けてくるのもダメですよ。
詐欺師も相手から寄ってきますよね。それと同じです。タクシーは、自分から選ぶようにしましょう。
⒉値引き交渉は最低限に
タクシーメータが付いていても、深夜だったりすると、運ちゃんがメータを回さない時もあります。理由は、メータを回すと会社にお金を払わないといけませんが、回さないと、そのまま自分のポケットに入れられるからです。
「Taxi mater please」と言っても、回してくれないと、サラッと降りるか、相手の言い値を飲んであげましょう。
僕は、若い頃、中国でメータを回すか回さないかで喧嘩になり「降りる!」と言っても、運ちゃんが、車を急発進させたのです。
走っているタクシーから、ドアを開けて僕は転げるように、飛び降りたんですね。肩を強打しました。
そこまでは良かったんですが、なんとこのタクシーは引き返して来て、僕を轢こうとしてきたのです。
深夜ですし、人も影もなく、本当に怖かったです。歩道に入って、全速力で逃げましたよ。それ以降、僕は運ちゃんとは、あまり価格交渉しなくなりまた。
数百円のことですし、そんなお金をケチって、海外で殺されるとかシャレにならないでしょう。その数百円は、その国に寄付したと思うよにしましょう。
⒊礼儀正しく
絶対に運ちゃんを怒らせてはいけません。何をされるか分からないからです。
たまに相手が日本語通じないからと、日本語で「馬鹿だこいつ」など、平気で言う人いますが、これ非常に危ないです。
日本語が分からなくても、その言動を発する時の顔つきとか動作で、現地の人って、だいたい察しが付くんですよ。
目的地に着いたと思って降りると、タクシー運ちゃんの溜まり場で、袋叩きにあった話も聞いたことがあります。
「タクシーに乗る」というのは、ハンドルを任せてしまってる以上、あなたの行き先(運命)を、運ちゃんに全て委ねてしまってます。
礼儀正しく、乗ったら、すぐ現地の言葉で「ありがとう」と言いましょう。「お辞儀をする」「手を合わせる」など相手に敬意を表するのです。それだけで、運ちゃんは喜ぶんです。
4.東南アジアでは「Grab」が必須
配車アプリで有名なのはウーバーですが、東南アジアではGrabです。必ずアプリをインストールしておきましょう。旅行者向けに、割引クーポンなども良く発行されていますので、そこもチェックしましょう。
①個人確認済
運転手はGrab運転手に登録されており、白タクに乗るよりかは、相手の素性が分かるという意味で、犯罪に巻き込まれる可能性が下がります。
②領収書発行
領収書がアプリ経由、Emailでも発行してもらえます。タイのタクシーだと普通は領収書が出ません。海外出張の場合、精算で困りますよね。
③現金不要
カードを登録しておくと、運転手とお金のやりとりが発生しません。空港に着いてから、現地通貨に替える必要もなく、そのままGrabに乗っても問題ないのです。
④事前に料金が分かる
乗車前に料金が分かります。これだとタクシーも寄り道して、メーターを稼ぐような動きができない(意味がない)のです。普通のタクシーよりかは、1割ほど割高になりますが、それでも、事前に料金が分かれば安心ですよね。
⑤行き先を説明不要
外国人に目的地を伝えるのって結構大変です。しかしアプリ上で、目的地を事前に登録しておけるので「運ちゃんと会話する必要がない」のです。それは便利ですね。
一つだけデメリットをあげるとすると、運ちゃんと会うまでが大変だったりします。お互いアプリでやりとりしながら、拾ってもらわないとなりません。
余談ですが、数年前まで、ウーバーとGrabが、タイでも戦っていましたが、ウーバーが、事実上撤退しています。ソフトバンクが両社に投資しており、無駄な消耗戦を避けた結果だと噂されています。
5.Googleマップで位置確認
事前に、自分の行きたいところを、自分でGoogleマップで、ある程度、位置関係を把握しておきましょう。
目的地を、拙い英語で伝えると、相手に間違って伝わって、自分の行きたいところとは、全然違うところに向かうことだってあります。
例え間違ったとしても「運ちゃんの責任ではなく、自分が伝えきれていない」と考えて、丁寧に行き先を、もう一度、伝えてあげましょう。
まとめ
海外は、どこまでいってもアウェイだということを忘れてはいけません。郷に入れば郷に従えです。
現地タクシー運ちゃんも、相手は人間です。たとえ言葉が通じなくとも、礼儀正しくコミュニケーションを取るだけで、移動が快適になります。
東南アジアの人や、サービスレベルを、見下していると、いつか痛い目に遭いますので、皆さん、そこだけは、ご注意あれ。
See you tomorrow.