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高給リーマンになりたければ「海外駐在員」を目指せ!現役商社マンの給与明細を全てオープンにします

投稿日:2019年7月1日 更新日:

サラリーマンとして高給を目指すのであれば、フルコミッションの不動産営業、投資銀行、外資系などが、頭に浮かぶかもしれません。

しかし、どれも、高度な能力やセンスを求められます。ストレスも半端ないと聞きます。普通の学生にはハードルが高すぎますね。

給与が高いと、ストレスも高い

僕が、提案したいのは「海外駐在員」という生き方です。

何故なら、僕(35歳)の2018年、額面年収は736万円でした。これに、駐在員の特典がつくと、実質1,000万円以上にもなるからです。一般的な能力があれば、十分狙えるポジションでもあります。

 

目次

商社マンの給与(生データ)

給与をオープンにする前に、会社規模と、僕のスペックとなります。

一言で表現するなら「東証1部企業だが、一般的な知名度も低く、中規模。平均的な大卒学歴があれば入れる」でしょうか。

■会社規模

・専門商社(従業員500名、売上500億円)

・東証1部だが、誰も会社名知らないと思う

・新卒の平均学歴はMARCH、関関同立以下

・海外10拠点、国内10拠点ぐらい

■室長のスペック

・途中入社して11年目、現在36歳

・地方国立大出身(1年浪人&1年留学)

・中国語が少し話せる

・体育会系(サッカー10年経験)

 

■年収の経緯

西暦 年収(円) 勤務地
2007 3,470,000 国内
2008 3,806,292 国内
2009 4,343,408 国内
2010 4,710,280 国内
2011 4,710,289 国内
2012 5,222,797 国内
2013 5,713,213 海外
2014 6,137,907 海外
2015 6,419,576 海外
2016 7,059,729 海外
2017 7,056,129 海外
2018 7,360,895 海外

これだけをみますと「あれ?海外勤務になってるのに、劇的に給与あがってないよね?」と思われるかもしれません。

これにはカラクリがあります。可処分所得(使えるお金)は、増加しているのです。何故なら、会社からの補助(特典)が半端ないからです。

 

■駐在員特典(会社負担

・マンション家賃 15万円×12ヶ月

・携帯代 2万円×12ヶ月

・海外旅行保険 家族5人 約100万円/年

・クルマ支給(ガソリン代含む)3万円×12ヶ月

・子供スクール代 3名×50万円

これらは、年収には現れない補助金となります。ざっくり年間490万円にもなります。

よって実質は、736万円(年収)+490万円(補助)=1,226万円です。

お金がないと家族は喜ばない

僕は、この駐在員特典を知っていましたので、将来を計算をして、日本ではマイホームを買っていません。いくら、海外で家賃補助をもらっても、日本で家買ってローン払っているようでは意味がありません。

海外旅行保険も大きくて、僕は、自分で保険に一切入ってません。海外保険を使えば、海外の病院の診察料&薬代まで、全てタダなのです。家族全員です。

携帯代も車代も全て会社支給です。僕は1円も払っていません。(iPhoneは自分で買ってます)

これら以外にも、1年に1回、家族全員で日本に一時帰国する費用(約50万円)も出してもらえるため、至れり尽くせりです。

 

なぜ駐在員の待遇が良いのか?

なぜ、ここまで高待遇かというと、

会社からすると「申し訳ないですが、海外に行ってください」と、従業員に、海外赴任を強要しているからです。

従業員は「お願いされてる側」になります。会社側は、それなりの手当や待遇を付けないといけないのです。

海外転勤はみんな嫌がる

事実、海外勤務を嫌がる人も多いのです。食べ物や安全、子育てなど生活面を考えた時には、マイナス面も多いからです。こっちの方が、一般的かもしれません。

共働きの場合、旦那の海外赴任で、奥様が仕事を辞めるのか?などもあります。

僕は、その逆で、海外志向です。留学経験もあり、海外に慣れています。

ここに、労働市場(世間一般に言われていること)と、自分の希望(海外という得意分野)に、ギャップ(歪み)があるのです。

歪みがあればあるほど、その歪みを利用して、個人として利益を享受することができるのです。

僕は、飛び抜けて能力も高くないです。能力と収入を比べると、36歳では貰いすぎと思います。謙遜とかではなく、学歴も、仕事の要領も、他者と比べて、自慢できるほどではないからです。

僕にとっては、サラリーマンで、ある程度の収入や経験を得たいのであれば、駐在員になるのが最善の近道だったのです。

 

【告白】僕が駐在員になるまで

僕が海外赴任のプラチナチケットをゲット出来たのも運だけではありません。ここぞとばかりに、自ら手を挙げたからです。

29歳の時、社内で「海外志向の若者への推薦」という制度が始まりました。自己推薦か上司推薦かで、指定の申請書を書いて「海外に行きたい」と会社にアピール出来るのです。

よーく、募集要項を読んでみると「1人何枚までの申請」とは書かれていなかったのです。上司からの評価は低く、上司推薦は見込めない。だったらと、僕は、自己推薦を2通も書いたのです。

上司には期待しない

後日、総務の方から聞いたのですが、全社で申請は合計3通のみ。その内の2通が僕だったのです。役員にまでも目を通す申請書というのは、分かってました。そうして、僕は夢叶って、海外赴任が決まったのです。

そんな申請書を出すのは、よっぽどの馬鹿か、よっぽど仕事が出来る人だと思います。

僕は明らかに前者なのですが、役員に対して「俺はやる気がある」というアピールは出来たと思います。3通中の2通が僕なのですから(笑)

 

そこにスペース(空間)があるのか?

ポイントは、会社規模です。

就活生に人気の大手総合商社であれば、絶対に無理だったと思います。なぜなら東大京大、早稲田慶應と、もっと優秀な人が、うじゃうじゃ居るので、僕のような「普通のタイプ」は埋もれてしまいます。部署も多いので、内勤なんかに回されると、海外赴任などの可能性はゼロですよね。

あなたにとっての金脈を探そう

僕の学歴、能力で、自分の希望部署に手を挙げて、いけそうなのが、今の会社規模だったのです。

就活生で、商社を考えている学生は、自分の状況(低学歴?)を、冷静に客観視する必要があります。背伸びし過ぎて、大手に入れたところで、自分の希望部署に入れなかったり、周りの能力が高くて、中で苦労もすると思います。

要は「他人から、すごい大手に入ったね」と言われるのを望むのか、「自分の背丈に合った会社でゴリゴリ社内をかき回すのか」どっちが良いか、よく考えましょう。

 

【補足】元日本代表 中田英寿から学べ

’†スペースを意識していた

サッカー元日本代表の中田英寿ですが、彼の生き方も参考になります。

高校時代から、注目されていました。卒業時に、Jリーグの全てのチームからオファーがありましたが、当時パッとしなかった「ベルマーレ平塚」を選んだのでした。

理由は、

・すぐでも試合に出れる(有力選手がいない)

・海外留学を認めてもらえた(条件を引き出した)

だったのです。

その後、3年も経たずに、セリエAのペルージャに移籍します。ここでも、当時のペルージャは、Aリーグに昇格したばかりのリーグ内では、弱小チームです。しかし、そこで「司令塔」として、活躍することになります。

中田選手のポジションは、ミッドフィルダーと言って、中盤でチームを引っ張る役です。オフェンスにパスを出す役割です。彼のパスは「キラーパス」と呼ばれて、相手ディフェンスの裏をつく、スペース(空間)にボールを入れて、そこに、オフェンスを走らせるスタイルです。

そう、常に、スペースを狙っているのです。あなたの入ろうとしている、または入っている組織に、自分だけに開いたスペースがあるのかどうか?ここをみて、就活しても良いかと思います。

※学生さん限定で、商社について、もし就活相談ありましたらDM頂けましたら、可能な限り、返信させて頂きます。

See you tomorrow.

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  1. […] きますので、そこで、平均以上のパフォーマンスを出していれば、ここぞとばかり自分の意思を会社に伝えることができます。※室長の「告白 僕が駐在員になるまで」を参照ください。 […]

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