東南アジアは「だらしない人」が多いのです。
それは、気候や食生活が影響していると思うのです。
僕は、海外業務に従事して、10年以上になります。それなりに、色んな国に行って、色んな人と仕事もこなしてきました。タイ・バンコク在住7年目にもなります。
海外生活を通じて感じたことを「気候」と「食事」の切り口で、深堀していきたいと思います。
自分たちの置かれた環境(日本)を、たまには外から見るもの良いことだと思います。
目次
年中夏という気候
タイに住んでますと、季節感がなくなります。
年中暑いので「桜が咲くので、入学の時期」とか「紅葉がきれいな秋」「雪が降るのでスノボ行こう」とかがありません。
ダラダラ残暑が、永遠に続いているような感じです。
こうなると、記憶の定着が、むちゃくちゃ悪いのです。おそらく皆さんは、季節と共に、過去を紐付けして記憶しています。「去年の夏に子供と海に行った」とか「寒い日に叔父さんが訪ねてきた」など。
こっちは、年中夏なので、僕は、時間軸、季節軸が、欠落しまっており「いつ?」が、いつも思い出せないのです。
東南アジアに住み始めた時には
と思っていました。しかし、それは間違っているのです。
タイ人は、この「ダラダラ残暑」が普通であり、一生続いています。
四季のある日本と何が異なるかというと「生活に工夫する機会が少ない」のです。
四季があると面倒です
日本だと、四季があるので、年中、忙しいのです。
◆雪が降ると、その寒さをしのぐために
・暖房を開発したり
・冬服を作ったり
・家も頑丈なものにしたり
・車にチェーンを付けたり
・お鍋のお店が知恵を絞ったり
◆暑くなると、暑さを避けるために
・エアコン、冷蔵庫の開発
・夏休みの旅行企画を作る
・アイスクリームの種類も多くなる
・公共プールも作る
・冷えたビールも増える
と、1年を通して、季節が変わるということは、それだけ、企業も個人も、色んなことを考えないとなりません。
「やらないといけない事」が、四季がある国は多いのです。
一見、それは非効率な生活にみえますが、そこには工夫や知恵が必要となり、それが、その地域の生活や文化を育てるのだと思うのです。
やらないといけない事が少ないと、それだけ考えたり、悩んだりする機会が少ないので、生活に厚みがないというか、別に無理して頑張らなくてもいいという、雰囲気になりませんかね。
その雰囲気が、そのまま、東南アジアの人たちの気質となっているのです。
タイのお茶が甘すぎる
東南アジアのコンビニに行くと、ほとんどのコーヒーや、お茶に、砂糖がたっぷり入っていて、とてもじゃないですが、甘過ぎて飲めないです。
見た目もそうですが、GREEN TEAと書いてあるにも関わらず、砂糖入ってます。
タイ人は、甘いものが大好きなのかと思いきや、本場のタイ料理は、むちゃくちゃ辛いんです。青唐辛子を、食べて、半日、口の中が火傷したようになったこともあります。
僕は、タイ料理が「辛い」「甘い」と、両極端に感じてしまうのですが、彼らは、その間が、すっぽりと抜け落ちているのです。「その間」を味覚として感じれないのです。
日本食は「その間」にいます。そもそも、日本食は、素材自体の味を楽しんだりしますね。人参が甘いとか、ピーマンは苦いとか。
しかし、彼らは、日本食のような、薄味のものを口にすると「味がない」と言うのです。味覚障害レベルですよ。
タイだけでなく、インドも、中国も、その他のアジア圏も同じです。素材の楽しみ方が出来ず、香辛料・調味料をたっぷり入れて、何食べても同じような調味料の味しかしないんです。
タイには、四季がなく、味覚も両極端
タイ料理は、ものすごく辛い、ものすごく甘い、と味覚が極端です。それは、もしかすると、四季が無いからかもしれません。
なぜなら、日本には、四季があり、その分、味覚も豊富ですね。薄味や濃い味、辛い、酸っぱいなど、色とりどりですよね。
日本人が感じれる、そこの部分を「繊細さ」と呼んでいいのかは分かりません。
しかし、日本には四季があり、その四季が、そこに住む人々の知恵や技術レベルを上げ、また食事にもこだわりを持つ文化を、育てたと言えないでしょうか。
日本は恵まれないからこそ伸びた
石油が採れる国は、石油に頼ることができるので、逆に他の産業が育たないんです。中東などはそうですね。しかし、天然資源のない日本は、頭を使って、省エネに力を入れたり、ものづくりして、産業自体を創る努力をしないといけません。
四季も、生活する上では、とても面倒です。しかし、そんな環境が、日本を経済大国に押し上げたんだと思うわけです。
東南アジアの人たちを見ていると、切迫感もなく、ただただ毎日を、何の変化もなく過ごしているように思えます。全体的に、向上心がないんです。
極端な言い方をすると、これら四季の無い国の人たちは、自分たちだけで「自動車」は作れないと思うのです。技術力とかよりも、もっと以前の根本的な問題だと思う。
See you tomorrow.