先週、ホリエモン祭シンガポールに、行ってきました。
結論から言うと「もう一回でいいや」です。
ホリエモン祭に興味がある方や、特に「意識高い系の方」に届けばと思います。
ホリエモン祭とは?
堀江貴文さんと、他のゲストが、投資やビジネスについて対談する、講演会です。日本だけでなく、海外でも定期的に開催されています。ホリエモン大学(有料会員のオンライン組織)のスタッフが仕切っています。
どうして「もういいや」と思ったのか、3つの理由があります。
目次
僕は堀江さんの大ファンです
と、理由の前に、、
まず断っておきたいのは、僕は、生粋の堀江貴文さんファンです。
ライブドア時代から追っかけてましたし、僕自身、300万円近くライブドア株に突っ込んだりもしてました(大損しましたけど…)
逮捕された時、僕は上海留学してたのですが、半泣きになりながら、留学生寮の共有PCで、ニュースを読んでいたのを今でも鮮明に覚えてます。書籍もほとんど読んでます。
そんな僕が、満を持して、堀江貴文さんご本人に会いに行くわけですから、むちゃくちゃ楽しみにしてました。自腹を切って行く、講演会も、今回が初めての経験でした。
理由① 予習し過ぎた
今回、登壇されていた方の本は、一通り読んでいきましたので、ある程度、どんなことを考えて、何をしている人なのかは知ってました。
中田敦彦さん「労働2.0」
田中修二さん「破天荒フェニックス」
加藤順彦さん「若者よアジアのウミガメとなれ」
堀江貴文さんの近くの方だけあって、皆さん、情報発信も熱心にされていますので、Twitterなども流し読みしてました。
そうすると「わざわざ、講演会に行くほどでもなかった」のです。当たり前ですが、短い講演会の中で話す内容と、書籍を比べると、後者が断然濃いからです。
YouTubeでも講演会やインタビューの動画が落ちており、それらを拾うだけでも、よく分かります。
理由② 意識高い系ではなく情報弱者
登壇者からは
「このような講演会に来る方は意識も高くて、、」と、このフレーズが何度も出てきましたが、これは違うと思ったのです。
彼らの本音は「よくもまぁ、シンガポールまで、渡航費も参加費も払って、俺らの話を聴きに来たな」と思うんです。絶対に口には出さないですけど。
何故なら、時間制約もあってか、僕たちは質問する時間はありませんでした。登壇者から「室長さんって、何してる人ですか?何を考えてるんですか?」と聞かれることもなく、完全に一方通行です。
彼らからすると、来る人は、僕ではなくて、誰でも良いわけです。逆に、僕らは、講演する人は堀江貴文さんでしかいけないのです。
これが何を意味するのかというと
関係性として、完全な「片想い」なわけです。
という登壇者側と、
と乞う側の関係で、平等な立場ではない。
しかも、彼らの話すことは、日頃の情報発信で知り得られることなわけです。
わざわざ、時間とお金を使って、現れる僕たち観客は、明らかな情報弱者なわけです。
本当に意識が高い人は、講演会などには来ずに、その時間に、自分の手を動かしている(商売したり、クリエイティブなことしたり)と思います。
理由③ 僕は消費者でしかなかった。
「著名人のトークを生で聴く」という商品を、僕は1万5千円で買ったわけです。高いか安いかは、別として「支払った」という事実が、僕は悔しかったのです。
講演会は、僕たちは完全に受け身なわけで、この参加費は、彼らの養分になっているのです。しかも、登壇者には、台本があるわけでもなく、皆さん、ほぼ準備してない印象を受けました。
彼らは、自然に対談しているだけなのですが、その現場を、僕は買ったわけです。※僕はしっかり予習してきたのに、、
何が言いたいかというと、資本主義社会における、消費者(観客)と、供給者(登壇者)の違いが、そこにあったわけです。
あることに、途中から気付いたのです、、
この会場にたどり着く来るまでに、僕は色んな商品を買っていました。
・航空券
・宿泊代
・講演会参加費
・シンガポール食事
全て、他人や企業が準備した商品を、僕は消費し続けて来たわけです。
登壇者の何気ないトークを聴きながら「あかん、こっち側(観客席)におったらあかん。供給者にならないとあかんやん」と思ったわけです。
登壇者と僕の座席は、物理的には数メートルしかありませんでしたが、目には見えない「ものすごい大きな差」が、そこにはありました。
だから僕は「ホリエモン祭行ってきました、イェーイ」というツイートもしませんでした。それは「俺はバリバリの消費者です」って、お馬鹿丸出しな感じがするからです。
それは自慢にもならない訳です。お金を払えば、誰でも参加できることだから、僕が特別に何か努力や結果を出したわけじゃないのだから。
SNS発信用に、一生懸命に写真撮っている他の観客と同じになりたくないとも思いました。
供給者とは何なのか?
話が変わりますね。
僕は、今、初トライアスロン完走に向けて、トレーニングに、四苦八苦しています。その経過を、別のSNS(VALU)で発信していたところ、先週、約6,000円のチップを頂けました。全然、知らない人からです。
これには、物凄い価値があるのが、お分かり頂けますでしょうか?
僕は「トライアスロンを目指してる」というコンテンツを供給し、その商品に対して「頑張ってね」と対価を頂いたわけです。
いわば、僕が供給者で、彼が消費者の関係です。資本主義では、いかに、自分が供給者側にポジション取りできるのか?に、全てが掛かっているのです。
別に、僕は、ネット芸人(インフルエンサー)になりたい訳ではないです。分かりますよ、僕は著名人でないし、そんなの意味ない、無理ゲーって言われるの。
それでも、YouTubeやったり、Twitterやったり「発信側」になることに、異常にこだわっています。
ここまで読んで頂いたあなたは、僕のコンテンツの消費者なんです。別に、僕は、あなたからお金をとってませんが、あなたの時間を奪ったわけです(3分くらい?)
僕は、消費者としてシンガポールに行きましたが、この経験をネタに、このように、情報発信することで、意地でも「供給者」になりたいんです。
今は、あなたの時間だけを奪っていますが、今後、YouTubeで広告収入があったり、ブログリンクで稼いだり出来るかもしれません。
いや、そんな小銭でなくて、僕が困ったり、人生詰んだりした時に「助けて」とSNSで発信すれば、手を差し伸べて頂ける方がいるかもしれないのです。
そうなるためには供給者であり続ける必要があるのです。海外で僕が感じたことや経験は、こうして発信することで、人によっては、有益な情報になると信じているからです。
最後に(ここ勘違いしないでね)
僕はホリエモン祭を、否定しているわけではありません。
あの講演会を開くために、裏では、色んな方の頑張りと労力があるのだろうなというのは、容易に想像できました。
「1回でいいや」という感想は、決して「後悔した」という意味ではありません。
自ら行動して、参加して、現場の空気感が分からないと、本投稿のようなことは感じれなかったと思います。
以上が、僕の率直な感想です。
匿名で卑怯かもしれませんが、ホリエモン祭 関係者の方が、本投稿を見られたのでありましたら、次回の改善点として頂ければ幸いです(上から目線で申し訳ないです)
ありがとうございました。
See you tomorrow.
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