— 室長@海外商社&YouTuber (@SHITSUCHO2019) February 10, 2021
倒れた人を目の前にしてAEDが本当に必要かどうかなど素人にわかるものではありません(記事抜粋)
これは僕も完全に同意です。
街中で、見知らぬ女性が倒れてても、僕にはAEDを使う勇気は無い。
服脱がしてとか有り得ないです。人工呼吸も絶対無理。救急車呼ぶぐらいでしょうか。
「そんなことより人命が何より大切」って理屈も分かる。
自分の勇気ある行動が、人命を救うってのは素晴らしいと思う。でも、痴漢やらセクハラで訴えられるリスクが大きすぎるんです。だからやらないんです。
NHKが「AED女性問題」を報じてから、色々意見が寄せられたようです。続編の記事がありました。
— 室長@海外商社&YouTuber (@SHITSUCHO2019) February 10, 2021
善意で人を助けるという救命処置の場合は、対象者を害するという悪意などがないかぎり、民事責任は問われることはありませんし、罪になることもありません(日本AED財団)
わざわざ、AED財団の顧問教授が「罪にならない」とコメントまで載せています。
Twitterでも、僕に近い意見が散見されました。
あなたなら、どうしますか?
目次
学生と社会人は背負っているものが違う
僕は、学生の頃、交通死亡事故に、遭遇したことがあります(僕は事故には全く関係ない)
バイクを運転していたのは、20代ぐらいの若い女性でした。
自分の持ち合わせていたタオルを使って、無我夢中で、止血しました。仰向けで倒れているのに、噴水のように血を噴いていました。
僕も彼女の血まみれになってました。最後は、救急車に運ばれていきました。
後日、その交差点には、花が添えられてたので、死亡したんだと思う。
僕は、当時、社会的に何にも持たない「学生」だったからこそ行動できたのです。
これが、家族持ったり、仕事持ったりしてると、果たして同じ行動が出来るかは、微妙なんです。自分から、他人のトラブルに巻き込まれたくないのです。
・他人の血を触るリスク
・止血方法を間違えるリスク
・女性の身体を触るリスク
・警察や病院に着いて行く時間
見返りのないことに、これらのリスクをとりたくないのです。
僕だけが、利己主義・個人主義者であり、卑怯で残酷な性格なのでしょうか?
いや、違うはず。みんな、口には出さないですけど、社会人の大多数が、リスクをとりたくないのではないでしょうか?
リターンを用意すべき
じゃあ、どうすれば、積極的にAEDが使われるのでしょうか?
リスクにみあうリターンを用意するしかないのです。
世のビジネス(投資も同じ)は、リスクと、リターンのバランスをみて、実行するか決められます。リスクが低くて、リターンが大きければ実行するし、逆に、リスクが高くて、リターンが少ないと、実行されないのです。
AEDを使うリスク < リターン
この不等式が成り立てば、助かる命も増えるはずです。
赤の他人の善意に訴えるのは限界があります。
「AEDを使って、命が助かれば、一律100万円を差し上げます」と、懸賞金制度にするのです。
犯人逮捕への有力な情報提供に、警察が、懸賞金を掛けるのと同じですね。
僕は父親ですが、もし娘が倒れて、他人に助けられたら、100万円なんて余裕で払います。
支払い能力がない人であれば、自治体や国が負担したらいいんです。100万円の懸賞金で人命が救えるなら安いもんですよね。
AED=100万円というのはインパクトありますので、国民全体に「AEDって積極的に使うべきなんだ」と認知が広まれば、それはそれで、意味のある宣伝費、にもなるのではないでしょうか?
See you tomorrow.