ミャンマー軍のクーデターにより非常事態宣言が発令。ATMには長蛇の列、日系企業は操業見直し。などなど、ニュースが駆け巡ってます。
これを見聞きすると、
って思いますよね?
ここには、かなりのギャップがあります。
「海外報道」と「現場レベル」でのギャップです。どうしても、振れ幅が大きくなるのです。大袈裟に伝わってしまってます。
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日本もタイも上海も同じ
例えば、現在(2021年2月)、日本で、2度目の緊急事態宣言が発令されています。
皆さん、全員が全員、生死に関わるほど、緊張感持ってますか?違いますよね?
しかし、僕が住むタイで流れる「日本のニュース」は、もっと大袈裟です。オリンピックは出来ない、医療体制が崩壊などなど。
なぜならば、タイ人は、日本の状況を、タイの報道を通してかでしか受け取れないからです。
世界のどの報道機関も、悪いことに関しては、悪い部分だけ、ピックアップして、大げさに報道します。その方が、視聴率が取れるからです。
そもそも、人間は、身の危険を極端に嫌う、生命維持のための危機管理機能を持っていて、それらネガティブな報道にとても敏感なのです。
ベストセラーである著書「ファクトフルネス」でも同じことが語られています。
今も、一応、タイ国軍トップが政権を握ってますが、現場レベル、ビジネスにおいても、さほど問題ないんです。
2005年中国での反日デモ。上海に居ましたが、日本で報道されているほどのことは、なかったんです。そう、どれも「盛られて」いるのです。
ミャンマーには歪みが発生する
話をミャンマーに戻しますね。
日米欧州が報道するほど、ミャンマーの状況はひどくないんです。
ミャンマー人の友人とも連絡取り合っていますが、軍人が街中にでて、統制しているような(我々がイメージするクーデター)ことは、全く無い。
ここにマーケットの歪み(ひずみ)があると思います。
これら海外向け報道を見聞きした多くの人たちは、ミャンマーの未来を悲観的に考える、そして、ミャンマーチャット(通貨)や、不動産も売り込まれるかもしれない。そうすると、安くなるのです。
総悲観論の今だからこそ「買い」だと思う。
逆張りですね。僕は2015年からミャンマーに通っており、投資と実需両面で、不動産を買いたいのです。おそらく、今では、半値以下になっているはず。
【過去投稿】ミャンマーのロヒンギャ難民。難民問題をビジネスチャンスにする。
今後、天安門事件のように、国軍が市民に銃を向ければ話は別ですが、そうならない限り、そこまで大変な状況にはならないのです。
コロナが終息して、またヤンゴンに行ける日がくることを心待ちにしています。頑張れミャンマー国民🇲🇲
メディアの情報を、冷静に捉えることが出来るようになったのも、ファクトフルネスを読んだおかげです。室長、おすすめ書籍です。1,782円と少し高いですが元は取れますよ。
See you tomorrow.
たしかに!
東日本大震災のときも、タイのテレビでは日本が全部津波で飲まれた!みたいな報道でした。
その半年後ぐらいのタイ洪水では、今度は日本のテレビがタイ全土が水浸し、みたいな感じでいつも外人だらけの街が、ゴーストタウンでした。