僕は、小学生に、サッカーを教えています。ボランティアのコーチですね。
そこで、ものすごい気になることがあって、練習中に、地べたに座ったり、手でボール触ったり、だらだら歩いてたりする子達です。
僕が小学生だった1990年代は、そんなこと決して、許されませんでした。
まずコーチは怖かったです。座ることは、決まった休憩時間だけでした。練習中は、声を出すように強要されたし、サッカーなので、たとえ練習であっても、手でボールを触ることを注意されました。
やる気のない態度をとれば「お前は帰れ」と一蹴されました。
昔は、コーチが指導する時は、コーチは偉そうに座って、子供達は立ってましたが、今では、それが逆で、子供達を座らせて、コーチだけが立って指導しているんです。
目次
時代が違う
コーチ仲間に、↑これらの子供の態度が気になると伝えたところ
と。なるほどです。
実質的に、現代は、選手である子供たちの方が偉いんですよね。
僕なんかは、自分の子供は、怖いコーチがいる緊張感のある空気感でプレーをさせたいと思ってますが、大半の保護者は違うのです。
これが現代少年サッカーの実態なんです。
逆転現象
で、この逆転現象は、少年サッカーだけではない。職場だって、そうなってますよね。
一昔前だと「業務命令だ。徹夜でもやれ」と言われれば、本当にそうしました。しかし、今ではパワハラやら、ネットで書き込みされたり、労働基準監督署に垂れ込まれたり、スマホ1つで上司の暴言を録音だって出来ます。
働き方改革の名のもとに、下っ端の従業員達の権利だけが大きくなってます。
ある会社では、部下を「さん付け」で呼んで、敬語も使うんだとか。
で、何が言いたいかというと、この時代の流れを、正確に理解することが大切だってことです。そうして、自分のポジションをしっかり取るんです。
サッカーコーチしてれば、自分は選手より「下」だと、丁寧に指導していかないといけない。逆に、職場であれば、自分の上よりも「チカラ」を持ってしまってることを認識すべきです。
例えば、SNSフォロワーが数万もいる部下って、あきらかに「チカラ」があるのです。下手すればSNSに、会社の悪風評を流されれば、上場企業の株価にも影響を与えることもできる。恐ろしい時代ですよね。
絶対にやってはいけないのは「昔はこうだったのに」と、自分の若い時代は良かったと、懐かしんで、正当化してしまうことです。
僕はコーチやってて、この時代の流れを、肌感覚で理解できました。もう少しで、保護者に嫌われるところでした。
あなたの周りにも、逆転現象が必ずあるはずです。十分にお気をつけくださいませ。
See you tomorrow.