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健康

ダイエットは、意志力だけでは続かない。心理学から賢く自分を追い込む2つの方法を教えます。

投稿日:2020年2月4日 更新日:


35歳の僕が、一念発起して、13キロ減を達成した「ダイエット記録」のシリーズ第2弾です。

室長
室長
現代社会では、企業の商品開発研究がスゴくて、それらに惑わされてはいけない。ラーメンや、ハンバーガー、ビールなどは、我慢、自主規制が必要です

と述べました。見てない方は、先にこちらをどうぞ。

しかし、こんな意見が返ってきそうです。

そんな自主規制ができてたら苦労しないって!それが出来ないからダイエットできないんだ。
後輩
後輩

「自主規制ができない方」へ、解決策を、僕の実体験をもとに解説したいと思います。

 

■こんな方にオススメ

・ダイエットが続かない

・糖質制限が耐えられない

・意思が弱い

 

僕は、2018年「糖質制限」を始めました。米、麺、パン、果物を、極力控えるようにし、サラダや、納豆、ハム、魚などを中心に摂りました。

すると、みるみる体重が落ちて、結果、13キロ痩せられたのです。この期間、半年ちょっとです。

ズボンも全部変えました

勘違いしないで下さいね。僕は、意志が弱いタイプです。いつも、ラクな方、ラクな方に、進んでしまいます。そんな僕でも、心理学を少し利用したからこそ、ダイエットに成功できたのです。その戦略は、たった2つです。

 

目次

戦略① お金をかけた

ライザップ風のパーソナルトレーニングに、3ヶ月通っていました。20万円支払いました。個人トレナーに付いてもらって、運動と食事管理をしていたのです。

後輩
後輩
なんだー、お金掛けたのか。ズルイなぁ

と思われるかもしれません、しかし、身銭を切るという行為がものすごく大切なのです。

子供が3人いるサラリーマン家庭で、20万円の出費は、かなり大きいです。だからこそ、頑張れたのです。20万円支払った時点で「数ヶ月後の引き締まった身体を手に入れた自分」のイメージが出来てました。

損失回避性

仮に、僕が石油王の息子だったら、たとえ、20万円かけても、200万円かけても、ダイエットに成功しなかったと思います。自分の生活レベルでは、少しキツい出費をするぐらいが良いのです。

もう一度、言いますが身銭を切るのが大切です。そうすると「絶対、元を取ろう、20万円は損したくない」という心理が働きます。僕は、その性格を、自分で分かっていて、20万円を払っていました。

心理学では、損失回避性と呼ばれます。

損失回避性(そんしつかいひせい)

利益から得られる満足より同額の損失から得られる苦痛の方が大きいことから、損失を利益より大きく評価する人間心理のこと。

20万円で、中古車を買うのと、まだ目にもしない「未来の痩せた自分」の為に、20万円を払うのとでは、訳が違います。20万円の貯金が消えた時点で、目の前に中古車があるのと、何もないのとです。

そこには「損したくない」という強いモチベーションが生まれるのです。

人によっては、ダイエットに何度も失敗すると聞きます。そんな失敗を繰り返す労力と、時間は、非常に無駄です。一発で仕留めないとなりません。

ダイエットは一生に一度だけ

中途半端に始めて、中途半端に挫折するのが嫌でした。やるなら本腰を入れてやりたかったのです。20万円で、確実に痩せれるのであれば、安いものですよね?

あなたにとってキツイ出費とは?

近所のパーソナルトレーニングに行って、あなたの金銭感覚では、キツイぐらいのお金を払いましょう。その金額は、10万円の人もいれば、50万円の人もいるでしょう。

僕にとっては20万円でした。ここは、決してケチってはいけません。トレーナーから、それなりのサポートが受けられるのも事実です。

パーソナルトレーニングだけに絞った、比較サイトもあるんですね↓あたなの近所とか、地域別で検索できます。このパーソナルトレーニング全盛期だからこそ、こんな特化した比較サイト作る人もいるんだなぁ、と感心します(すみません、話が逸れました)

 

戦略② 情報制限して自分を自分で洗脳した

糖質制限を推奨する健康本を3冊読み「偏った情報」を得ました。

分かってますよ。極端な、糖質制限が身体に悪いことくらい。ラット実験の研究結果が、一時期、話題になりましたよね。糖質制限したラットは、普通のラットより、老化スピードが速かったようです。

目的は研究ではない

僕の目的は、糖質制限が良いのか?悪いのか?を、医学的に解き明かすことではないのです。医者でも研究者でもないです。目的は、ダイエットです。

糖質制限ダイエットを推奨する本だけを選んで、自分を洗脳したのです。

糖質制限の否定的な情報を、全てシャットアウトしました。

僕は、意志は弱いのですが『自分が得をする』と、自分の頭で理解できれば、そっちを選ぶ合理的なタイプなのです。いや、皆さんも、合理的な判断をしているはずです。

自分をダイエットに縛り付ける(向かわせる)ためには「偏った情報」が必要になります。

・現代人は、糖質を取りすぎている。

・このままでは糖尿病になる恐れがある。

・生ビールは糖質の塊。何もメリットない。

これらの情報(医学的に正しいかどうかは問題でない)を、大量にインプットします。糖質制限している自分を正当化させるのです。逆に、生ビールを飲むのは、人を騙すのと同じぐらいうしろめたい行為だと思わせるのです。ここまでくると本物の洗脳ですよね。

自分を洗脳させる

人間は環境に左右される生き物です。その環境を、自ら作ってしまえば、自然と、そっちに流れて行くのです。過去の自分の判断基準を、新たな偏った情報を入れることで、今ある環境を上書きさせてしまうのです。

 

情報量は合理的な判断の精度をあげる

ここは、むちゃくちゃ重要ですので、もう少し、深掘りしていきますね。

有名な心理学フロイト先生は、このように述べています。

心理学の巨匠フロイト

人間の行動には、すべて心理的な裏付けがあり、それは「無意識」だと。僕たちの行動の多くは、意識的でも、無意識の影響が大きいのだ。

僕たちが「今日はカレーが食べたいなぁ」と思って、晩ご飯で作ったとします。それは意識の上では「なんとなく」なのですが、その行動には、実は、心理的な理由があるというのです。

寒いから、少しでも辛いカレーを食べて温まろうとしたのか?など。しかし、無意識なので、それは、自分ではハッキリした理由が分からないのです。

無意識の部分が、僕たちを動かしているのです。意識できるのは「氷山の一角」とも表現しました。

意識できるのは少しだけ

この氷山の下側、無意識のところに「糖質制限は正しい」という情報だけを入れるのです。そうすると、自分が意識せずとも、自然とラーメンを避けるのです。こうなると、食事制限でも、鉄の意志や根性は必要なくなります。

 

目の前のラーメンか?将来の健康か?

例えば、あなたの目の前に、締めのラーメンが運ばれてきました。

①ラーメンをガッツリ食べる。

②負の側面(糖尿、高血圧、メタボ等)があるので食べない。

あなたなら、①と②、どちらを選びますか?

無意識や意識に関わらず、自分の中で、正確に比較検討できれば、②を選べるようになります。自分が持っている情報の中からであれば、人間は、合理的な行動ができるのです。

古典派経済学アダムスミスは、このように述べています。

経済学の父アダムスミス

自己の利益を最大化するために人は行動する(合理的である

と、述べています。有名な「神の見えざる手」ですね。

僕たちは、偏った情報だけインプットしたとしても、その中で、合理的な判断をしてくれるのです。

「人間は環境に左右される」も、結局は、これと同じ意味なのですよね。環境(=情報を増やす)を変えれば、行動も変わってくるよ、ってことです。

【まとめ】

・身銭を切って「損失回避性」追い込む

・健康知識を得て「無意識」に訴えかけて洗脳

→結果、合理的判断(糖質カット)が出来て体重減

これら人間の特性を、利用するのが、ダイエット成功への近道なのです。

See you tomorrow.

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  1. […] 「この我慢が難しい」という方は、別の投稿「情報制限して、自分を自分で洗脳した」をご覧くださいませ。 […]

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