自粛自粛と、つまらない、この生活に、ストレートパンチを浴びせるべく、タイのバンコクで、ひとり100kmマラソンを決行します。
もともと、5月10日に、ホアヒンフルマラソンを予定していたのですが、コロナで大会が中止。だったら、自分で、もっと長い距離を走ってやろう、という気合いの決断です。
自宅から片道50kmのところで、Uターンして戻ってくる、18時間耐久レースなのですが、これがヤバイんです。実は、危ないチャレンジなのです。
5月5日朝 4時 (自宅発)
5月5日夜22時(自宅着)
という、タイムスケジュールなのですが、タイは、非常事態宣言中でして、夜10時から翌朝4時までは外出禁止されています。もし、違反すると、2年未満の禁固刑、又は4万バーツ(約14万円)の罰金です。
普通、100kmウオーク大会では「足切り」という、遅いと失格になるルールがあるのですが、今回のひとりマラソンでは「足切り」=「逮捕」なのです。罰金14万円ですからね、笑えません。
< 比較 > | 足切りタイム |
東京エクストリームウォーク100 | 26時間 |
室長20歳 100km | 23時間(実績) |
室長37歳 100km(今回) | 18時間!! |
ちなみに、日本で行われる100km大会の足切りは、26時間です。それを8時間も短縮するわけですから、いかに18時間が難しいのかです。
また、今から17年前、僕が、20歳の時、大学で100km歩きましたが、当時、23時間掛かりました。それを上回るペースで、今回、歩かねばなりません。
目次
厳しい条件
100kmという距離を、走り続けることは出来なくて「早歩き」をします。
早歩きは、10分 = 1kmです。時速6kmですね。
ということは、18時間、一切休憩なく早歩きし続けると、108kmです。100kmを、時速6kmで早歩きすると、約17時間で完走できる計算です。
室長の早歩き(速度) | 時速6km |
18時間を早歩きした場合 | 108km |
100kmを早歩きした場合 | 約17時間 |
「18時間あれば、完走できるじゃん」と思ったら大間違い。
- 食事やトイレ、休憩時間は、絶対に必要。
- コロナ不況で治安の悪化が懸念される。
- タイの道路事情は悪く、通行止めされていると大回りすることがある。
- タイは、通年で最も暑い時期で、日中は35度を超える。体感温度は44度です。
- 途中で、ケガすると、その時点でゲームオーバー。
- 室長37歳、体力的にもピークを過ぎている。
などの、悪条件が重なってます。
戦略としては、早朝、夕方など、涼しい時間帯で、走って距離を稼いで、日中暑い時間帯は、ひたすら、早歩きをする、ですね。食事も歩きながらです。
危ないのは、何よりも気温です。普通、マラソン大会は、涼しい時期に行われますよね。東京オリンピックも、マラソンだけ北海道の開催になったほどです。それを体感温度44度(アスファルトの上だと、それ以上?)を、18時間耐久するわけです。
なぜ室長は走るのか?
僕は、普通の37歳のおっさんです。2年前までは、身長173cmで、85キロもあり、中年太りしていました。今では、72キロまで落として標準体重を維持しています。
サッカー、マラソン、トライアスロンと、運動を続けています。そして、今回の100kmチャレンジと、運動が好きなように思われるかも知れませんが、全く逆です。運動はやりたくないです。だって、シンドイじゃないですか。
出来れば、エアコンのかかった部屋で、本読んだり、スマホしたりしたい派です。コロナ自粛で、部屋にいる時間が長くなってますが、実は平気なのです。
じゃあ、なぜ苦しい運動するのか?
病気になりたくない、長生きしたい、若いままの身体を維持したい
ただそれだけです。運動することで、将来のありとあらゆる病気になるリスクを下げているのです。これは、疫学調査でも明らかですよね。
僕は、このひとり100kmマラソンを思いついたのも、自粛が始まった、1ヶ月以上も前からです。そうして、準備のために、毎日トレーニングを続けました。この何かを目標にして、準備すると、その結果、健康体を維持できるのです。実は、マラソン大会当日の記録より、この準備が大切なのです。
僕は、惰性で生きてしまう傾向があります。楽な方、楽な方に、自分が流れないように、自己管理をしないといけません。なので、定期的にマラソン大会に申し込んで、スマホで「あと何日で○○マラソン」と、毎日表示されるようにしています。
そうすることで、日々の運動に対するモチベーションを維持しているのです。それぐらいしないと、忙しい日常では、運動の優先順位をあげることができないのです。
気合いの丸坊主
100kmは、体力も大切ですが、何よりも気力です。気合いと根性が試されます。ということで、気持ちを高ぶらせるために、丸坊主にしました。
スティホーム週間(タイでは理髪店もクローズ)でしたので、自前カットです。子供も手伝ってくれましたw
嫁には理解不能
今回のチャレンジですが、当然、嫁の理解は得れていません。
だそうです。意味不明だそうです。
これは、山登りしない人が、危険な山登りする人を、理解できないのと同じなんです。僕は、悪条件が重なっているから、チャレンジするんです。女性には分からない、男の哲学、いや、美学ですよね。
いつまでも「強い男」に憧れる、そんな子供心を、持って生きたいと思う。僕も完走できたら、今以上に、精神的にも強くなれると思います。
最後にお願いですが、Twitterのフォローをお願いします。
アカウントは、@SHITSUCHO2019 です。明日、5月5日には、余裕があれば、途中経過を、Twitterで発信していこうと思います。
中編へどうぞ。
See you tomorrow.
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