先日、焼肉屋に行ってた時に、隣の席で、年配ダメリーマンさん達が、こんな会話していました。
「最近の新人は、何かあっても直ぐにメール。アポイントもメールだって。電話してコミニュケーションとれよ!って注意したよ…」
オイオイ、僕は突っ込み入れたくなりました。僕の感覚だと、電話で急にアポイントとる方が失礼です。
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電話は相手の時間を奪う
スケジュールは、スマホに入れてますよね。それなのに電話掛けられて「いついつ会えませんか?」と、聞かれても、自分の来週や再来週の予定分かんないです。
しかも、電話は、無条件に、相手の現在の時間を奪います。僕は3分以上、電話で話されると、すごい嫌な雰囲気を出すようにしています。「俺の時間を奪うなよ」と言わんばかりです。
僕は、仕事してても、週末でも、暇な時間はありません。いつも何かしています。その「何かしている自分」へ、急に土足で入ってくる行為が電話なのです。
今では、メールやLINEで、簡単に連絡出来ますよね。これらの利点は、双方向で非同期コミュニケーションが取れることなんです。
要は、自分と相手が、リアルタイムで「同じ瞬間」を共有しなくてもよいのです。相手の邪魔にならないので、極力そっちを使いましょう。
どうして、大衆(サラリーマン)は相手の時間を電話などで平気で奪えるのか?という問題に対して、堀江貴文さんは、
サラリーマンにとって、勤務時間とは、企業に奪われた時間。サラリーマン同士が仕事の電話を掛けるのは、奪われた時間同士の掛け合わせに過ぎない。お互い、とっくに自分の時間じゃないんだから別にいいじゃん、、そういう諦めがあるんでしょう。
と、著書「バカとつき合うな」で述べています。
商社マンは「時間効率化」との戦い
僕って、自分で言うのもなんですが、超時間無いんですね。忙殺です。商社業をやっていると、仕入先さん、お客さん、色んな方から、僕は時間を奪われる立場にあります。
毎日サンドバッグにされていますが、それが出来ないと務まらないんです。宿命なので受け入れているのですが、それでも、問い合わせしてくる方、全員に100%の丁寧な対応は出来ない(24時間あっても足りない)のです。
申し訳ないですが、お客さんにも優先順位をつけています。大きな仕事(利益)を頂けるお客には120%の対応、あまり仕事にならない問い合わせは30%ぐらいで力を抜いた対応など。
しかし、理想は、全員に100%の対応をすることなので、いかに自分の時間を有効活用しようかと、毎日死ぬほど考えています。
先日「今メールしたのですが、要件電話でも伝えさせて頂きます」と、取引先の方から連絡がありまして、、それメールの意味無いし、逆に僕の時間を二重に奪ってますけど?と、ホントに突っ込みたくなりました。
若者優位の逆転現象
総括しますと、やはり、年配の方は、年配の方の遅いスピード感で生きていて、僕や、いや僕よりもっと若い子たちは、もっともっと早いスピード感で生きています。
サッカーもそう、将棋もそう、大学入試も、宅建の試験も、全部、昔のレベルと、今のレベルを比べると、あきらかに、今の方が難易度も高く、若い子たちは、全体平均レベルも高くて優れています。
20年前の大学共通一次試験と、今の見比べて下さい、驚くほど、難しくなっています。
NHKのアナウンサーが話すスピードは、年々早くなっていると言われています。それだけ視聴者側の言語処理能力が高くなっている、忙しい現代人が、時間当たりの情報量を多くして欲しいという要望が、根底にあるのでしょう。
しかし、会社組織に入ると、どうしても年配者が上司になるので、これら「若者逆転現象」を、表立って言えないわけです。その結果、特に優秀な若者は、この理不尽な環境に耐えられなくなり、辞めてしまうんだと思います。
焼肉屋で会ったダメリーマンの部下には、同情します。こんな上司だと、やっていけないでしょうね。
See you tomorrow.