先日、会社を辞めた人と話していて「さすがに、迷惑だと思って、ボーナス貰う前に辞めた」と言ってました。
僕には、どうしてもピンとこないんです。
逆に、ボーナス月に辞めた人もいて、その人は、そこの部長クラスから、ボーナス貰って辞めたことをチクチク批判されたようです。
この2人の違いは「誰のために働いているのか?」だと思います。ここを詳しく解説していきたいと思います。
■こんな方にオススメ
・仕事は会社の為に頑張ると考えている人
・忘年会スルーしたいけど出来ない人
・室長みたいに、ある意味、吹っ切れたい人
目次
自分のため?会社のため?
僕は「自分のために働いてます」ので、必ずボーナス貰って、その月に辞めます。別に、会社や同僚にどう思われようが関係ありません。労働者の権利ですよね。
労使契約で「ボーナス月に辞めてはいけません」とあれば、辞めれませんが、それがなければ、一番自分にとってメリットのある月に辞めるのが、合理的な判断でしょう。
「会社に悪いと思って」と感じる方は、おそらく「会社のために働いている」のだと思うんです。
会社様が良い条件の時(自分がボーナス貰う前)に、辞めてあげればいいんです。それでもなく、なんとなく気が進まない方は、おそらく「同僚からどう見られているか?」を気にしているんだと思う。
自分のことより、他人からの評価を、重視する方なんでしょうか。それはそれで、良いと思います。その人の性格なのですから。
しかし、冷静になって考えてくださいね。株式投資をしてても、安値で買って、高値で売るのが理想でしょう。
それを「高値で売るということは、そこで誰かが高値で買っていることになるので、その人に申し訳ないから、僕は高値じゃなくて、もう少し株価が下がったところで売ります」という人はいない筈です。
労働者である以上、自分が高値である時に辞めましょう。ボーナス貰った貰わないで、会社が傾くわけないんですから。
残念なことに、辞めて行く人は、数ヶ月も経てば、その会社で忘れられますからね。元社員の人って、残った社員の人と、よっぽどでない限り、関係も続かないのが現実です。
社内評価と自己犠牲
僕は、商社勤めですが、社内には、ほとんど仲間と呼べる仲間はいません。悲しいですが、これが現実です。
社内飲み会も、冠婚葬祭も、結婚式も、出席しません。完全に「変わった奴」扱いですね。出世も完全に諦めています。なぜなら、限られた自分の時間や労力を使ってまで、社内評価を稼ごうとは考えてないからです。
冠婚葬祭の断り方は「宗教的な理由で、、」と言います。僕は無神教ですよ。でも、日本社会は、宗教的な個人の話になると、相手に深入りしない傾向があり「あっ、そうなんだ」と納得して、その後は、細かく聞いてきません。
「社内評価」を得るためには、ものすごい「自己犠牲」が伴います。だから社内の関係を、割り切っているのです。
この2つは、トレードオフの関係にあります。
トレードオフ(英: Trade-off)
一方を追求すれば、他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことである。 具体的な選択肢の長所と短所をすべて考慮したうえで決定を行うことが求められる。
これから、希望や夢を持って、社会に出る学生さんには、大変申し訳ないですが、僕にとっての自己実現は、会社内にありませんでした。
人によっては、自己犠牲を厭わない人もいるはずです。その人はその人生を歩めばと思います。僕にとって、人生というゲームの中で、社内評価を獲得し続けるのは、費用対効果が悪いのです。
費用対効果(ひようたいこうか)
導入や運用にかかるコストと、導入により得られる効果を金額ベースで比較したもの。コストパフォーマンスと同意。
これは、あなたが30歳を過ぎれば分かるはずです。中途半端に、社内評価を得続けるのが、最悪の選択なので、どっちかに振り切った方が良いのです。
僕は、社内評価を諦めて、自分の時間を作って、こうしてYouTube投稿をしているわけですよね。振り切れてないと、ここまで出来ないですよ、普通は。
スーパーマリオ理論
いったい誰の為の人生(仕事)なのか?という問いに対して、
「他人のため」「会社のため」「家族のため」と聞くと、カッコよくて、それっぽく聞こえますが、違うと思ってます。全ては「自分のため」にあります。人生の主人公は、他の誰を差し置いても、自分自身であります。
任天堂のスーパーマリオは、ゲームしているときは、画面の真ん中に、いつもマリオがいます。ジャンプしても、土管に入ってもです。
マリオが中心にいて、周りの景色や、クリボーや、クッパなどは、マリオの周りを流れるだけの、脇役に過ぎないのです。脇役の彼らが、画面の真ん中にいることは、絶対に無いのです。
自分が中心で世界が回っているという世界観、それを「スーパーマリオ理論」と僕は呼んでます。
優先順位が自分であるから、ボーナス貰って辞めることも、何とも思わないのです。
優先順位を明確にすることで、目に見えないフワッとした「変な同調圧力」を避けることが出来ると思います。周りに流されてはいけません。
補足
と質問されそうですが、
しかし、自分の為にやっていることが、結果として誰かの為になることだってあります。
企業も、各社は、自社の利益を求めて、企業活動をしていますが、結果として、国への税収が増えたり、雇用が増えたり、新商品が生まれたりと、社会全体として、良い面が、付帯的に生まれているのです。
何を優先順位に持ってくるのかは、あなた次第です。しかし、一つだけ言えるのは、自分なりの答えがないと、周りに流されて、気付いたら老後だった、とかあり得ますので要注意です。
See you tomorrow.