自分が何者にもならないかも?と悟ると絶望感に陥ります。
なぜなら、僕の存在価値って何だろう?に行き着くからです。
だから努力するんですけどね。その辺りを実例をもとに解説したいと思います。
■こんな方にオススメ
・今の職場に違和感がある
・虚しくなる瞬間がある
・日々成長したい(青臭いけど)
経済学の話から入りますけど、しっかり最後までついてきてくださいね!
目次
意味のある生き方がしたい
僕たちの人生は、1回きりしかありません。同じ生きるのであれば「意味のある生き方をしたい」と僕は強く思います。皆さんもそうですよね?
何かに、全力で、真剣に立ち向かいたいと思うし、その結果が、他者や世の中を動かすことになれば、また、何か新しい価値を生み出せれば、これ以上の快感はないと思うんです。
「同じ価値のモノが交換され続けている」これが価値法則です。アダムスミスからマルクス経済までの基本的な考え方です。
しかし、仮に、世の中の全てのモノの価値総数が、100だとすると、それを、人々が同じ価値として交換し続けても、総数100は増えないことになります。
しかし、人間が働くことで、新たな価値を世に生み出している(正確には労働力を提供し生まれる価値)のです。「労働が全ての価値の根源である」これが労働価値説です。
要は、我々が働くことが、結果として、世の中を豊かにしている(価値の総和が増える)とも言い換えれます。しかし、資本家と労働者の間には、余剰価値が発生するので、それが搾取の構造を、、以下省略。
すみません、話が難しくなってきたので、戻します。
僕たちは、毎日のほとんどの時間を仕事に費やします。よって「意味のある生き方」とは「仕事を通して、新たな価値を生み出すこと」とここでは定義してみます。
しかし、そうした時に、あきらかに価値を生まない仕事や習慣も多いことに気付かされます。僕の仕事の半分以上は「仕事の為の仕事」なのです。そんなことに、人生という有限な時間を消費していいのか?と、僕は考えたりします。ただ単に「給料もらえたらいいじゃん」とは思わないのです。
仕事のための仕事
大手企業のアルアルを、紹介しますね。
①根回し
みんな揃っての会議の場で言いにくいことなどを、事前に、社内の有力者と個別相談し、了解を得る行為です。「根回しが重要だ」みたいな事を真顔で言う人もいましたが、それ何も価値を生み出してないですよね?
②先食い
決算を締める最終月ともなれば、営業マンは、その年の決算数字を良く見せるために、翌月の数字を無理矢理に、前出し(先食い)して計上する行為。
粉飾決算にも繋がる危ない習慣ですが、別に先食いしても、世の中、何も変わらないでしょ。そこから何か新しいアイデアや商品が生まれますか?
③定例会議
説明不要だと思いますが…
会議とは、そこで必要な議題が出て、バシバシ判断する場です。「定例」とは時間がくれば、議論することが無くても、開催される会議ですよね?会議のための会議から、付加価値は生まれません。
④接待
サラリーマンが、経費で飲み食いする為の合言葉ですよね。「接待とは、お客との潤滑剤だ」と豪語している人もいますが、接待がうまいから仕事が増えるのとは違うと思う。接待とは、価値を生まない仕事なのでは?
⑤上司がいると帰れない
上司が遅くまで働いていると、部下は帰りにくい。若いのにやる気が無いと見られるため、なんでも良いので、無理やり仕事を作って、時間を潰すのです。それって、そもそも価値ある仕事なの?
無価値なことに虚無感
僕の「意味のない生き方したくない!」とは、理想過ぎるのでしょうか。「今やってること、世の中に対しても、自分に対しても意味ないよな」と思って虚しくなる時があります。
「つべこべ言わずに仕事だからやれ!給料もらってんだろ」というのが、世間一般の認識でしょうか。
しかし、価値を生み出さないことを、何も考えずに取り組む、又は、真剣に取り組んでいるように周りに演技するってのは、滑稽だと思うんです。それは、僕の貴重な人生への冒涜なのです。
予備試験合格を目指す公務員さん
本チャンネルを通して、お知り合いになった、公務員の方を紹介させていただきます。※ご本人の許可をいただいています。
公務員をしながら、弁護士を目指し、司法試験を勉強されています。公務員をされてたら、それで良いじゃんって思いますが、それより上を目指そうとする、モチベーションが、すごいですよね。
興味深いのが、Twitterで、このように述べています。
なぜ、司法試験を目指すのか。
新卒で公務員になり早8年。給料は高くないものの、職場環境もホワイトそのもの。残業はないし、仕事も楽なものばかり。しかし、30歳になり、ふと思ったのが、この8年間で自分は何が出来るようになったのか。何のスキルを身に着けたのか。— 予備試験合格を目指す公務員くん (@kjtyFJbsvLeWjBD) September 27, 2018
なぜ、司法試験を目指すのか。
新卒で公務員になり早8年。給料は高くないものの、職場環境もホワイトそのもの。残業はないし、仕事も楽なものばかり。しかし、30歳になり、ふと思ったのが、この8年間で自分は何が出来るようになったのか。
何のスキルを身に着けたのか。なにも無い。ワードとエクセルの知識が少し増えただけ。それが、凄い虚しくなった。このまま、定年まで、誰でもできる仕事をして、それで本当に自分の人生よかったと思えるのか。
やはり専門知識を使って、自分の能力はっきできる仕事をしたい。だから、司法試験に合格して、弁護士になります。
これはむちゃくちゃ分かる。誰でもできるエクセルとワードしか身についてなく、それが定年まで続くかも?と思った瞬間は、絶望しかなかったはず。
やはり、コメント欄には、共感が綴られていました。
突然すみません。私も、働きながら予備試験の勉強してます。どんな仕事もやりがいは多少感じてましたが、人生このまま何事もなさぬには余りにも長い。。。と思い、目指すことにしました。こうして社会人受験生として勉強されてるのを見かけると励みになります。ありがとうございます。
— Honamini (@20HcwbJcIeLR6V5) January 8, 2020
そして、ご自身のnoteには、公務員のメリットとして「凄いと思われる」と書かれています。
これは、就職した時に友達や周りの大人から言われて実感したんだが、公務員=凄い、社会的地位があると思われていること。そう思われるのは正直悪い気はしないし、当時は心の中で優越感に浸っていたと思う。
ただし、実際には凄くもないし、社会的地位もない。本当に普通の普通。ザ・普通という感じ。実際と世間、特に年配の方のイメージとのギャップは戸惑う。
僕の勝手な理解ですが、、
公務員さんは「世間一般の価値」と「自分の存在意義」との狭間で戦っているのではないでしょうか。
もし公務員を辞めると、普通の周りの反応は「公務員を辞めるなんて勿体無い。何で?」と聞かれるはず。そこには説明責任があるのです。
しかし、当の本人は、誰でも出来る、毎日ルーティン仕事は、自分の存在意義を感じられず、苦痛でしかない。
「他者への理解活動」と「人生に対する自己肯定感」この2つを同時に満たすもの、それは今の公務員以上のもの(弁護士)を目指さないといけなかったのかもしれません。※ほんとに僕の勝手な想像です。
上場企業も同じ
僕も同じでして、僕も側からみれば、順調な人生を歩んでいます。上場企業に勤めて、結婚して3人の子供にも恵まれた。海外赴任をして、今は、それなりの収入もあります。
この状況から「これちゃうわ。会社辞めるわ」とレールから脱線するには、それなりの理論武装が必要なのです。それが起業であったり、その前として、YouTube登録1万人なのです。
登録1万人になれば、それなりに「僕は情報発信が得意です。これも1つのマーケティングですよね」と、他者にドヤ顔で説明できるはず。←これだけが理由じゃないですよ、もちろん好きってのもあります。
そして、僕が、商社マンとして、12年間働いてきて、考えてきたことは、決して無駄じゃなかった、それらを、包み隠さず情報発信することで、自分の歩んできた道は無駄ではなく、それなりの価値があったと、自分自身を納得させたいのです。
サラリーマンだからこそ挑戦する
サラリーマンは、平日だけ、そこそこ働いてれば、給与もボーナスも保証されてます。この安全な立場だからこそ、尖ったYouTube発信が出来るんです。僕の現状の不満に対する、最適解が、このチャンネルなのです。
ハッキリ言って、この「アジア戦略室」のテーマで、どこまで、他者の共感を得れるのかは、分かりません。顔も出してないし、ブログを読み上げるだけで、専業YouTuberと比べると、クオリティにも劣ります。
注目もされず、失敗する可能性が高いですよね。これだけ自分の時間と労力をかけてるのに、、ほんとギャンブルですよ。
もし、これが、企業活動であれば「これからグローバル社会がくるので、YouTubeで投稿します。一か八かです。1年間、毎日更新させて」と、社内で企画提案しても、絶対に通らないでしょう。
上場企業は、堅いビジネスしか手を出さないのです。だから良いんです、個人でしか、もっと言うと、これは僕にしかできないのです(=価値がある)
僕には、フリーランスには理解できない、サラリーマン特有の苦しみも分かるので、世の大多数のサラリーマンにも、どこかに響くと信じてます。
結局、何が言いたいかっていうと、自分の現状に不満があるなら人一倍努力しないといけないってことですね。古臭い言い方ですけど、それしか突破口が無いと思います。
See you tomorrow.
[…] 方は、先にこちらの投稿(又は動画)をご覧ください。 […]