非科学的なことを子供に吹き込んでいいはずない。
なぜなら、彼女たちには、判断力がないからです。
そして、もっと恐ろしいのが、大人になっても、
子供の時の刷り込みが、影響し続けているかもしれないって話です。
■こんな方にオススメ
・宗教なんて絶対に信じない
・自分は「晴れ男」かもしれない
・厄年にはしっかりお祓いに行った
僕は、タイ・バンコクで3人の子育てをしています。
子供たちは、幼稚園から、カトリック系のインターナショナルスクールに通わせています。西洋人の先生達に、囲まれて生活していると、精神構造がどのようになるのか、実体験も入れて解説します。
目次
大前提「個人の自由」
何を考えて、何を思い、何を行動するのは、その人の自由です。僕が、ここに何を書いても、基本的には自由ですよね。
宗教も自由です。イエスキリストを信仰しようが、アラーの神を信仰しようが、その人の自由です。他者がとやかく言う権利はありません。しかし、それは、他人までの話です。身内になると話は変わってきます。
9歳の長女が、Creation(創造)という宿題をやっていました。中身を覗いてみると『創造主は、1日目に何を作って、2日目に空を、、』というのです。
ビックリして、神様について娘に聞いてみると、出るわ出るわのBible story(聖書の話)です。創造主から、アダムとイブや、悪魔の果物、ノアの箱舟まで、基本的なところは、ちゃんと抑えていました。
意地悪な質問もしてみました。
と聞いてみたところ
神様はいつも近くにとるの!悪いこととか見てるの!
と、完全に信じ込んでいました。
また6歳の次女は、ご飯食べる前に、手を合わせて、ブツブツ英語を言って、最後に「アーメン」って言います。普通に「いただきます」で、いいのに…
「神が存在しない」と証明できない
僕は、非科学的な話が、大嫌いです。
人の感情に訴えかけて、感情を優先しようとする考え方も嫌いです。よって、僕は、神も仏もお化けも、サンタクロースも信じません。
中学生の頃、神社の木の根元に、立ちションをすると、バチが当たると言われて、度胸試しに、実際にやってみましたが、何も悪いことは、起きませんでした。今考えると、人間の尿には栄養分が含まれるので、植物側からすると、成長に繋がったのかもしれません。
※立ち小便行為は、軽犯罪法で禁止されていますので、良い子は、絶対にやめましょう。20年以上も前なので、時効ですよね。ここには、突っ込まないでね。
注意して欲しいのが、僕は、神や仏を、個人的に信じてないだけで、実際に存在するかもしれません。僕は「存在しない」と証明した訳ではありません。
これは法学でいう「悪魔の証明」です。
悪魔の証明(あくまのしょうめい)
所有権帰属の証明の困難性を比喩的に表現した言葉である。中世ヨーロッパにおいて、土地の所有権の帰属を過去に遡って、証明することは不可能であることから。
「神様がいるなら連れてこい」に対して、もし、連れてこれたら、それは立派な証拠になるので「存在する」と言える。「存在する」という証明は、とても簡単です。
それに対して「神様が存在しない」というのは、証明できないのです。地球の隅々、いや、宇宙の隅々まで、僕が、確認しに言って、やっぱり神様はどこにも居ませんでした、とは現実的に不可能でしょう。悪魔の証明なのです。
繰り返しますが、僕は、神様がいないと個人的に思っているだけで、それは事実に反するかもしれません。
判断力がない子供に宗教教育は良いのか?
前振りが長くてすみません。ここからが、本題です。僕が問題視するのは、
判断能力がつかない子供に「宗教的な教育をして良いのか?」です。
宗教教育は、信仰の自由から、あまり問題視されないのですが、日本では、未成年は判断力がない存在として守られてたりします。
ネズミ講
ネズミ講と呼ばれる、詐欺のネットワークビジネスは、高校生の間では絶対に流行りません。いつも大学生が騙されます。
なぜなら、未成年(18歳未満)が結んだ契約は、法律的に後からでも無効に出来るからです。それが分かっているので、詐欺師のターゲットは大学生以上なんです。中学や高校で流行らないのはそのためです。
未成年は、社会的に未熟なので、判断力がない、とみなされているため、社会から法律で守っているんですね。
淫行条例
僕みたいな37歳のオッさんが、女子中学生と恋愛すると、問題ですよね?
淫行条例(いわゆる青少年保護育成条例)がある自治体では罰せられます。本来、恋愛は自由な筈ですが、女子学生は「未熟なため判断能力に欠ける」とみなされています。
絶対に無いとは思いますが、このブログを読んで、僕のことを好きになった美少女が現れても、僕は恋愛してはいけないのです。残念!
宗教は自由ですし、信じる行為は、尊重されるべきです。が、しかし、それを幼稚園児や小学校低学年に、織り込んでいいのでしょうか?皆さん、どう思われますか?
と感じられたかもしれません。
娘たちが通う学校は、カトリック系とは知っていましたが、日本の女子高の「なんちゃってレベル」だと思ってましたが、全然違いました。
高い入学金も払っているため、今から転校させる訳にもいかないのです、、うーん、これはいずれ親子で、ガチ論争しそうな気がしますね。
子供や宗教だけの問題じゃない
ここまでの話は、あなたは、他人事のように読んでませんでしょうか?宗教だと分かりやすいですが、それ以外にも多くあります。
大人でも、おかしなことを、真面目にいう人も多くいます。おそらく、彼らは、どこかのタイミングで、刷り込まれてきたのです。
僕の娘達は、インター校で、神様を刷り込まれていますが、あなたの周りにも、こんな刷り込みされた大人がいませんか?
厄年
直属の上司に「俺、厄年だった時は、お祓いに行って来て、、」と、言われて、ドン引きしました。不幸になるのと、その人の年齢って、どんな因果関係があるのでしょうか。
厄年(やくどし)
日本などで厄災(わざわい)が多く降りかかるとされる年齢のこと。科学的な根拠は不確かで、陰陽道が由来とされる。平安時代にはすでに存在し、根強く信じられている風習
一歩譲って「病気になりやすい平均年齢が、42歳なので、、」と言うのであれば、神社にお祓いに行くより、病院に行って、健康診断を受けに行った方が、現実的ですよね。
流石に突っ込みは入れませんでしたが、このような非科学的な思考が、結果として、自分の時間も、お金も、無駄にしてしまうと思うのです。おそらく彼は、小さな頃からか、外部から、刷り込まれてきたのでしょう。
晴れ男
もう説明もしたくないのですが、天気と個人は、絶対に紐付けできないです。
自称晴れ男は、天候が良くなると「俺は晴れ男だから」と言うし、雨になると「お前、まさか雨男か?」と、天候の悪さを他人の責任にしますし、、ほんと、完全に終わってます。脳みそが晴れたお花畑化されているのでしょう。
何が言いたいかというと、自分は今まで、何を刷り込まれてきたのか、科学が進歩した現代でも、いまだに何を引きずっているのか(影響を受けている)を、自分自身、見直すべきだと思うのです。
最後、厄年男と晴れ男に、少しだけ言い返して良いですか?
ネットの登場で、情報は民主化されています。そんな現代で、非科学的なことを盲信するのは「自己責任」の何ものでもないのです。
池上彰先生の「宗教本」これだけ読んでれば、宗教全般は問題ありません。大人の教養としてポッチとお勧めします。
See you tomorrow.