活字に慣れないと、多大なる人生の損失に繋がります。
何故なら、全てにおいて「遠回り」となるからです。
海外商社マン兼YouTuberの僕が、何が「遠回り」なのかを、6つの具体例をもとに、掘り下げて解説していきます。
■こんな方にオススメ
・YouTubeがとにかく好き
・本を読まなくても動画でOKと思ってる
・新聞は面倒なので読まない
YouTube好きの方にとっては、今から、僕は嫌なこと言うかもしれません。でも、そんな、あなたにとって「良い情報」「新しい発見」になるかもしれません。どうか、感情的にならずに、最後まで、この「お節介動画」を見ていただければ嬉しいです。
目次
室長はほとんど動画を見ない
身も蓋もない話ですが、「チャンネル登録お願いします」って、いつも言ってる僕ですが、あまり他人のYouTubeを見ないんです。
タラタラ動画で話されたり、解説されると、せっかちな僕はイライラしてしまいます。ほんと本音で申し訳ないんですが、僕は、動画発信者でありながら、受信者ではないんです。
あり得ないのですが、仮に、僕が世の中に、もう一人いたとしても、そのもう一人は、この「アジア戦略室」という、チャンネルにはたどり着かない、見ないと思います。
多分、僕と、この動画を観て頂いてる方とは、違う生態系で生きていると思います。どっちが賢いとか、優れてる、良いのか、ということはないですからね。これは、生き方とか、価値観の違いです。
でも、ですね。
このチャンネルは、僕の世界観で構成されています。視聴者に、媚び売ったり、一般論や正論並べて、良い顔ばっかりはしません。本音を言わせて頂くと、僕は「動画より活字が良い」と心底思っています。
①圧倒的な時間情報量
世の中には、動画派と、活字派が存在しています。僕は活字派です。新聞、本、ブログなど、活字から情報収集をメインにしています。
その理由は明確で、活字は時間あたりの情報量が多いんです。
僕は「斜め読み」ができるんです。速読に近いんですが、文章がバッと並んでても、自分の欲しい情報だけ、そこから、ピックアップして、全体を理解するのです。
これは、僕だけでなく、皆さんも日常的にやってると思いますが、ググった時に、スマホを親指で、下に高速スクロースするじゃないですか、あれです。あの感覚で、本や新聞に毎日触れていれば、欲しい情報だけ、うまく取り出す事が出来ます。
それと比較すると、動画は圧倒的に時間あたりの情報量が少ないんです。
試しにトライして欲しいんですが、僕が好きなNHKクローズアップ現代ですが、番組情報が、ほぼ全て、サイトに掲載されて、活字化されています。
番組をテレビで見れば、1回30分ですが、活字だと3分です。実に10倍も時間当たりの情報量差があるのです。
②動画は頭に残らない
テレビも、YouTube動画もそうですが、見た時は「うわー、面白かった。勉強になった」と思っても、翌日には殆ど頭に残ってないんです。
僕は、昨日読んでいた本を少しは解説できますが、あなたは昨日見たYouTube動画を今解説できますでしょうか?
そう、動画と活字とですが、同じ情報元だったとしても、受取手の姿勢が全く違うのです。
活字:自分の頭で考えながら読む
動画:なんとなく流し見してる
その結果、自分の頭に残っていないケースが多いのです。せっかく自分の時間を使うのであれば「残るものを得たい」とは思わないでしょうか?
③情報まで辿り着く時間
動画は、ググっても欲しい情報に辿り着くのに時間がかかるんです。
最近では、動画検索もありすが、テキスト検索とだと比較になりませんよね。
動画検索も、結局は、動画タイトルや、説明文、タグでの検索になりますので、それ自体は「活字」ですよね。
そして、答えを探すまでに、その動画を早送りでも見ないといけないのは、それはそれで、更なる苦行なわけです。
④動画でしか得れない情報のみ動画を使う
スポーツ、台風や火事天災、料理、お笑い番組など、映像でないと伝わらないのはありますね。だから、何から何まで活字が良いとかは思いません。臨場感は動画でないと伝わらないとも思います。
そこで、常に考えないといけないのは、あなたの欲しい情報の「何を」動画で得ないといけなくて、「何を」活字で得たらいいのか?なのです。最適な方法で、その情報と接しているのか?と自問自答すべきと思います。
ここまでくると、もう本音を言うんですが、この僕の投稿も、実は動画で見るより、ブログで読んで頂いた方が、時間効率は良いんですね。
僕は、ブログを、ほぼ朗読しているだけですので、特に、動画の方が優れているって訳ではありません(僕の声を聴きたいって方は、、嬉しいんですけど、そんな美声でもないしね)
そして、僕の動画は、音声だけでも、理解頂けるように意識して作ってます。絵や写真も挟んでいますが、それを動画の中で説明したり「この絵をみてください」って言わないのは、その為です。通勤中とか、料理しながらとか、流しっぱなしで、ラジオ感覚で聴いていただけてるかも?と想定してます。
本を読むのがキツイの分かる
活字に慣れてないと、本や新聞を読むのが億劫なのはよく分かります。僕も、今、偉そうに語ってますが、10代の頃は、一切、本を読まなかったです。
小さい文字が、たくさん並んでいると、ウッてなって、読み気が失せますよね。当時は、なんとなくテレビをつけて、なんとなく時間を無駄に過ごしていました。
その後、大学進学して、活字と向かい合うようになって、少しづつ変わってきました。活字の情報量の多さは、説明した通りなんですが、活字を理解しようとすることで、同時に、僕の日本語力も鍛えられたのです。
新聞や書籍を書いている人って、おバカさんはいませんよね。頭が良い人達が書いたものを「こいつ何考えて、何を伝えたいのか?」と、考えながら読むわけです。これは、最強の日本語トレーニングなんです。今では、新聞記事でも「下手な伝え方やなぁ」と、僕から突っ込みたくなったりします。
⑤ブルーカラーは活字を使いこなせてなんぼ
学生の頃は気付かないと思いますが、活字の有無、これは社会に出ると如実に現れてきます。
あなたが、工事現場で身体を使って、ブルーカラー職で、働くなら良いですが、違いますよね?僕のような、ホワイトカラー職(知識労働)では、メールを使いこなせないと、仕事になりません。
活字に慣れてない人のメールは、一発で分かるんです。日本語のリズムも悪ければ、タラタラ長文を書いて、何を伝えたいのか、分からないのです。
「自分の考えていることを、活字化して相手に伝える」という訓練が出来てないからです。その根本的な原因は、活字に触れる機会が圧倒的に少ないからだと思うんです。
⑥外国語は母国語のベースがあってこそ
そんな日本語レベルの人が、海外で英語を話したり、書いたりすると、これまた大変なことになります。外国語は、母国語以上に、絶対に上手くならないからです。
分母に母国語、分子に外国語がくると、これは1以上にはなりません。母国語をいかに鍛えてきたかで、その人の外国語の伸び代も決まってきます。
僕の英語発音は下手ですし、語彙力もないです。しかし、簡単な英単語を並べて、正確に相手に伝えるという、伝え方に関しては、こだわりがあって、それなりの自負があります。それは、母国語力(活字)があっての英語なんですね。
まとめ
1. 活字は時間当たりの情報量が多い
2. 動画は頭に残らない
3. 活字は情報に辿り着くまでの時間が短い
4. 動画でしか得れない情報のみ動画を使う
5. 活字に多く触れることで日本語力をつける
6. 社会や海外に出ると、活字力が問われる
今の自分が、過去の自分に向かって、最もアドバイスしたかったことだったりします。活字を実生活に取り入れないと、全てにおいて「遠回り」してしまうのです。
See you tomorrow.