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インター校の落とし穴!英語ペラペラの代償は大きいのか?【後編】

投稿日:2019年1月12日 更新日:

前編よりお読みください

《古池や 蛙(かわず)飛び込む 水の音》

松尾芭蕉の有名な俳句ですね。僕たちが、この俳句から想像するのは

  • 夕日に照らされた1匹の蛙の影が池に映っている
  • 静かな池に、蛙がチョポンと可愛く飛び込む
  • 蛙が、池に潜った後は、水面に波紋が広がるが、また静かになる

他にも、色々と想像力を掻き立てられますよね。夏の風情や情緒なども、しみじみと感じられますね。

 

しかし、外国人がこれを聞くとどう感じるかご存知でしょうか?

「それから?それで?」と言った反応なんです。

たとえ日本語を正確に英訳したとしても、彼らには、この短い俳句からは、我々が想像する世界観には到達出来ないそうです。

蛙が集団でドボドボ池に飛び込むような、なんとも雑なイメージもするのだとか。

秋の鈴虫の鳴き声も、日本人は、情緒として捉えてきました。美しいと感じるのですが、外国人は「ノイズ(雑音)しか聞こえない」ようです。

外国人には日本文化を理解できない。

外国人には日本文化を理解できない

 

日本人感覚の欠如

話が回りくどくなりましたので、本題に入ります。

この日本人とガイジンの俳句の感じ方の違いが、子供をインターナショナルスクールに入れるデメリットなのです。

日本人独特の世界観は、インター校では絶対に学べません。

日本人特有の「時間を守る」「約束を守る」「奥行きのある気遣い」「集団の中での協調性」などなど。

これらは、幼少期から叩き込まないと、小学高学年にでもなれば、身に付かせるのは大変と思います。

 

いくら英語がペラペラでも、これら日本文化を体系的に学ばないと、日本組織では、残念ながら生きていけないのです。

帰国子女(日本人だが海外育ちの人達)が集まる日系企業の海外部署では、周りの部署から見て「彼ら彼女らは、ちょっと変だよね」と冷ややかに扱われるそうです。

同じ日本人でありながら、海外で育って、感覚が日本人からズレてしまうと、その子は、一生、日本社会で苦労し続けるのです。

これは、日本人的な、良い面だけではありません・悪い面も含めて学ばないといけません。

 

日本人の女の子は賢すぎる

ある中国人が、小学校の高学年で、日本に転校してきました。

しかし彼女は、女の子グループになかなか入れなく、学校生活に支障をきたすようになるのです。彼女は、どうして仲間に入れないのか、ずっと分かりませんでした。

ある時、原因は「自分の意見を言ってしまっていたから」と気付いたようです。例え、自分が、美味しくないスイーツを食べたとしても、女の子グループで、一緒にいる時は「美味しいね」と同調しないといけない。

自分が、思っていることを口にするのでなく、周りの空気を読んで、その場に合った言葉を探さないといけないのです。そんなことを、小さい頃からやらないといけないので、、

「日本人の女の子は賢すぎる」

と、この中国人の子が、僕に言ってきたのが印象的でした。それだけ日本文化というのは、後から学ぶのは難しいのです。

女の子グループは特に難しい

日本の「いじめ」は、陰湿だと言われます。非常に理不尽で、特に理由もなく「いじめ」られるのです。それは「周りと違うから」というだけだったりします。周りと違うことって、普通ですし、それは恥ずかしいことでもなんでもない。

しかし、みんなの前で、空気を読まず、自分の意見を発言することは、日本人的感覚からはズレているのです。しかも、この「いじめ」は、決して、子供の世界、だけの話ではありません。社会に入っても「大人のいじめ」を、僕は見てきました。

 

グローバル感覚より先に学ばせるべき感覚

僕は、自分の娘たちを見てて心配になったりします。姉妹だけで遊んでいる時は、自然に英語で会話してます。

母国語が日本語なのに、姉妹で英語を話すって、、自分の子供が「ガイジン」になったような違和感がありました。

性格も、ガイジン並に、自分の意見はズバズバ言うし、そこに、論理的な説得力があるわけでもなく、僕から見ると、言い訳のオンパレードです。

「グローバル感覚でなく、まずは日本人感覚を学ばせたい」

そう思う親たちが、海外に来て、日本人学校に子供を通わせるのです。また、海外赴任も、数年と期限が決まっているのであれば、尚更、中途半端にインター校に入ってしまうと、日本の受験には逆に不利になると考えるのです。

 

最後に

インター校にもデメリットがあるという、上記の実情も知った上で、子供をどうするのか考えましょう。「子供の時から、英語学ばせたい」という軽い動機だけですと、漢字もろくに書けない・読めない、ズレた日本人に育ってしまいます。

 

しかし、いくら学校がインター校だからと言って、そんなガイジンに育つとは限りません。家庭内で、しっかり日本文化を、親が教育することで「二頭追うものは、一頭も得ず」ではなく「二頭追って、二頭とも得る」という、いいとこ取りは出来ると僕は思います。

思い切って、二兎追いましょう!

僕は、欧米文化も日本文化も、両方同じぐらい大切だと思っています。その代わり、親が、この両方の文化の良いところ悪いところを正確に理解して、子供をケアしていく必要があると思います。

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