僕は10年近く、海外業務に携わっている商社マンです。毎月どこかの海外ホテルは利用しています。
そんな僕が、お得に海外旅行、出張をするための、8つの「お得なホテル利用方法」を伝授させていただきたく思います。
目次
①不利な為替レート
支払いは、カードで済ませる人が多いと思います。しかし、あなたの持っているカードは、日本で発行された、日本の銀行口座から、日本円で引き落とされると思います。その時、注意が必要なのは、カード会社の設定している「為替レート」なのです。
海外ホテル → 日本カード会社に、現地通貨で請求をあげるのですが、その際は、カード会社が、現地通貨から日本円に両替しており、その為替レートが、通常より高く(利用者が損します)なります。
マイナー通貨ほど、手数料が高いのです。日々の流通量が少なく、為替が上下しやすいので、カード会社も「為替リスク」をみるために、当たり前とは思いますが…
先日、パキスタンルピーの為替で、ビックリしたのが、実勢レートより、15%も手数料が掛かるのです。10万円使うと、カード会社に、手数料1万5千円です。
どう対処するかというと、カードを使わずに、現金を現地通貨に両替してしまうのです。紛失などのリスクはありますが、15%も取られるなら、、と僕は考えます。両替もなるべく「現地」で行うことがお勧めです。
②ランドリーサービスを信じるべからず
洗濯サービスがありますが、いつも衣類が紛失します。黒の靴下をランドリーに出して、返ってくると、別の宿泊客の黒の靴下なのです。
どこの高級ホテルでも同じミスが良く起こります。
どうすべきかというと、自分の衣類を、写真に撮っておくのです。衣類をベッドに並べて一枚撮ります。そして、もし衣類が変わったり、無くなったら、その写真を証拠に、ホテルへ弁償を求めます。
毎日の写真は、手間ですが、防衛策としては必要です。僕は、過去、靴下が50ドルに化けたりしました。笑
しかし、ランドリーサービス自体の料金が高いので、要注意です。
海外出張でしたら、経費精算出来るように「ランドリー代を、宿泊料に加えて、領収書を発行してください」と言うのも忘れずに。何も言わないと、普通は、宿泊代とランドリー代は別々で請求されます。
チェックアウトの前日にランドリーに出すと、間に合わないこともあるので、最終日には出さないようにしましょう。
③隠れた新聞サービス
日本人が多く泊まるホテルだと、無料で、日本の全国紙を、部屋に届けてくれたりします。
しかし、こちらから言わないと、サービスしてくれません。
新聞サービスは、ホテル予約票にも、書かれることは少ないので、チェックインの時に「日本新聞のサービスはありますか?」と、聞くだけ聞きましょう。
④2枚目キーカードをもらう
どこのホテルも、キーカードを、部屋のカード入れに挿して、部屋の電気が、ONする仕様です。
これだと、自分が部屋から出ると、エアコンが切れたり、スマホが充電出来ないなど、案外不便なのです。朝食を食べに出たり、ビーチに遊びに行ったりして、部屋に戻って、エアコンかかっていた方が良いですよね。
1枚目:自分が常に携帯
2枚目:部屋のカード差込口に差しっぱなし
また、家族など、複数人で同じ部屋を利用するときなど、カードは複数枚あった方が便利です。
2枚目カードは、頼んだら必ずくれますので、是非、もらいましょう。
⑤アゴダ価格確認
アジアを中心としたオンラインホテル予約アプリ「アゴダ」
実際に、ホテル窓口で支払うより、アプリ経由の方が安いことが多いのです。必ず確認しましょう。
早く予約すれば、安くなる訳でもなく、アゴダは、余った部屋を、原価割れぐらいまで安く(50%割引)して、宿泊日の直前に、セールしたりします。
渡航先の地域だけ決まっていて、特に、ホテルにこだわりがなければ、事前にアゴダに登録しておくと、セール情報がガンガン入ってきます。
そうすると、セールで安く、そこそこのグレードのホテルが取れたりします。例えば「バンコク」と地域を絞ると、その辺りのホテル情報もたくさん入ってきて、現地に行く前に、そのエリアに詳しくなったり、旅のワクワク感も増しますよね。
⑥ジョイナーフィをご存知ですか?
ジョイナーフィ(Joiner Fee、通称:JF)とは、タイなど東南アジアにあるホテルの「女性持ち込み料」のことです。
ゴーゴーバーなどで連れ出した(お持ち帰りした)女性を自分の宿泊しているホテルの部屋に招く際に、ホテルによっては、ジョイナーフィといった入室料金を請求してくるところがあります。
家族で泊まる際は、もちろんジョイナーフィは発生しません。笑
これが意外に馬鹿にならないのです。1回2千円などかかります。領収書は発行されませんので、お客様を接待したり、替わりにホテル予約する際には、JFが発生するかは確認しておいたほうが良いです。
ちなみに、日本のホテルでは「1名あたり1万円」など、1人あたり宿泊料がいくら?となりますが、海外のホテルでは「1部屋あたり2万円」など部屋換算で料金請求されます。
このジョイナーフィーは、日本のホテルと同じ(宿泊人数に対してかかる)と言えないこともないです。
⑦貴重品管理
ホテルには、貴重品を入れる、小さな金庫があります。
普通は、現金やカード、パスポートなどを入れると思いますが、僕は使いません。以前、金庫の暗証番号が分からなくなって、ホテル従業員を呼んだのですが、彼らは直ぐに開けてしまいました。
要は、ホテルの従業員は簡単に金庫を開けることができるのです。金庫なので、そこに貴重品があるのはバレているため、そっちの方が、不安全だと僕は考えています。
よって、外出する際に、貴重品は、スーツケースに入れておいて、そこに鍵をしておきます。さすがに、従業員が大きなスーツケースを外に持ち出して、、というのは難しいはずです。
⑧ホテル無料Wifiは期待しないで
ホテルの無料Wifiは、スピードがむちゃくちゃ遅かったりします。YouTubeもみれないぐらい。
これはホテルの問題でなく、その地域のネット速度や、利用者が多くなると渋滞してしまうので、クレームしても仕方ありません。使いたい放題ポケットWifiを持ち込むことをお薦めします。
最近は、だいぶん改善されていますが、それでも期待するのは禁物です。
豆知識は、以上となります。あなたの海外旅行が、少しでも快適になることを祈っています。
See you tomorrow.