先日「ゴルフも仕事だぞ。出世したくないならこれ以上言わないが」と、愛のあるお叱りを受けました。
それでも、僕は、頑なにゴルフはやりません。タイに駐在して、ゴルフやってない営業マンは、僕ぐらいでしょう。やらない、理由としては、
・時間がもったいない
・お金ももったいない
・出世諦めてる
・階級の中で気疲れする
・どこでも出来る
・運動神経が悪い
逆に、ゴルフ好きには、タイは、最高の環境のようです。何故なら
・年中暖かいので、いつでも行ける。
・キャディさんが付いてくれる。
・日本と比べてプレイ料が安い
・駐在員は経費で落とす
・取引先さんとの関係強化
だそうです。
ゴルフ好きな方から、今まで、星の数ほど口説かれましたが、それでも、僕は折れません。
では、僕は、ゴルフをしないで、週末、何をしているのかというと、、
手当たり次第、仕事をしています。
ここでいう「仕事」とは、別に勤め先の仕事だけを指していません。お金になりそうなこと全てを「仕事」と僕は呼んでます。
その仕事の1つに「ミャンマー」があります。このブログ(YouTube)も、そうかもしれませんね。
目次
タイ在住の機会費用
僕は、タイに住んでいますが、もう20回以上、ミャンマーに渡航しており、現地事情は、かなり詳しいです。変な夜の遊びはしていませんよ(念のため)
周りが、タイで、ゴルフしている間に、僕はミャンマーに通うわけです。航空券も往復1万円ぐらいですし、片道50分しか掛かりません。
タイのゴルフ代が、多少安くても、お金さえあれば、日本でも米国でもインドネシアでも何処でも、ゴルフは出来ますよね。
せっかくタイで駐在しているのであれば、タイでしか出来ないことに注力したいのです。すなわち「機会費用の最大化」を狙っています。
機会費用とは、経済学用語で「同一期間の中で、最大利益を生む選択肢と、それ以外を選んだ時の利益の差のこと」です。
タイに住んでいるという状況から、選択肢が2つあります。
①週末ゴルフをする
②ミャンマーでビジネス探す
この2つを、天秤にかけた場合、僕にとっての最大利益は「②ミャンマー」なわけです。
日本に住んでいる方は、簡単にミャンマーには行けませんよね。片道7時間ほど掛かりますし、直行便は、まだ成田発のみです。かなり不便です。いくら、お金を積んでも「どこでもドア」が無い限り、片道50分では、日本からミャンマーへは行けません。
その「どこでもドア」の権利(条件)が、いまの僕にはあるわけです。
なぜミャンマーなのか?
ミャンマーは、軍事政権が長く続き、半世紀以上も鎖国していました。それが、2011年より、やっと、民主化に舵を切っています。どんな状況かというと、、
・人口5,300万人(平均年齢28歳!)
・日本の1.8倍の国土(未開の地だらけ)
・インド-中国-タイに囲まれる好地理条件
・労働賃金は中国の1/5(日当 約400円!)
・経済成長率 6.4%(2018年)
だからこそ、アジアのラストフロンティア(最後の未開拓地)と呼ばれてます。これから「未来しかない国」なのです。日本とは真逆ですよね。
そして、僕が注目している指標は、銀行金利です。
なんとミャンマーの定期預金は、年利8%もつきます!
日本は、マイナス金利で、今は、ほぼゼロでしょう。金利が低い大きな理由は「銀行から借りる人が少なく、経済が低迷しているから」です。
お金を借りてビジネスして、儲かるような高度経済成長下だと、みんな銀行から、お金を借りようとします。なので、ミャンマーの金利も8%と高く、それと同じように、経済成長率も、ここ10年は、5%〜10%台なのです。
そんな、経済成長著しい国が、タイのすぐ隣にあるのです。だから「ミャンマー」なのですよ。
室長は、何をしているのか?
①出資しています
ミャンマーのとある加工食品工場に、出資しています。諭吉さん500人ぐらいのお金を出しています。主に、日本料理に使われる食材ですね。
読みとしては「今後、日本食は、ヘルシーで、尚且つ、美味しいと、ミャンマー人にも受け入れられる」です。
日本料理店など、増えるはずなので、そこに、食材を供給できれば、大きなビジネスになる、と考えています。今のところ、リターンは得れています。
②会社作りました
ミャンマー人のパートナーと、2016年に、会社を作りました。外国人だと、規制があるので、パートナー名義です。資本金は、10万円しか入れてないのに、会社登記では、資本金100万円に出来たという、謎のルールです。
インターネットを使って、輸入品を主に物品販売できないか、部屋まで借りて、輸出入できる状況までにしたのですが、色々あって、途中で頓挫してしまって、、今は、休眠状態。失敗ですね・・
会社としては残しているので、今後、手を入れたいところです。
③預金してます
金利8%に、目がくらんで、数百万円分を、預金しています。
ですが、対ドルで、急激な通貨安になっており、チャットの額面は増えているのですが、通貨自体が安くなっているという、、塩漬け状況です。
・2012年に、1ドル=822チャット
・2019年に、1ドル=1,528チャット
この7年間で、通貨の価値が、半値になっています。涙
④不動産投資(これからやりたい!)
ここ6年以上、僕は、ずっと不動産市場をチェックしています。
ヤンゴンの南の川を渡ったところに、大きな不動産開発「スターシティ」というプロジェクトが、進行しています。小学校、病院、近代化されたコンドミニアム、ゴルフ場、プールなどが併設される、巨大プロジェクトです。
中国人投資家や、ミャンマーのお金持ちが、投資目的で購入された、部屋ばかりで、建設してから10年以上経ってますが、値上がりが見込めずに、当時の半値近い金額で、今、売りに出されています。
外国人投資家からすると、通貨安+不動産価格下落と、ダブルパンチで、投資としては、みなさん失敗していると思います。
この値下がりタイミングで、僕は「今、買うべきか?」いつも悩んでます。2ベッドルーム、90平米、1,100万円です。僕が狙っている部屋の写真はこちら↓
むちゃくちゃ欲しいです、、実需(実際に住む)と、投資(転売)で考えてます。
チャレンジし続けること
正直に書きましたが、ミャンマーでは、儲けは出ていません。支出ばっかりです。最近では、嫁にも冷たい目で見られています。でもですね、
何度も通って、現地で、色んな人たちと出会って、情報を仕入れて、自分でビジネスモデルを考えて、とりあえず、行動に移して行く、これを繰り返していると、いつか何かで、チャンスが掴めると思うのです。
アジアの最後のフロンティアが、僕の隣にあるんです。こんなタイミングで、隣国に居られるというのは、超超幸運であり、この幸運を何とか、自分の利益にしたいのです。
タイ駐在して、商社マンやりながら、週末、ミャンマーに通ってビジネス探し。子供3人もいて、父親業もやらないといけない。
サッカーや将棋もしたい、SNSもやりたい、本も読みたい、、と色々あるのですが、この「ミャンマー」だけは、何とかモノにしたいと思っています。
サラリーマン卒業を夢見て
冒頭の通り「ゴルフやれ」と、社内でお叱りを頂きましたが、それでも僕はゴルフを始めません。出世するために、僕の人生があるわけでないし、給料を上げるために、過度な自己犠牲を伴うのは、ナンセンスと思っています。
「社内や他人から認められたい」という自己承認欲も無く、そんなことより、自分の好きな事、面白そうな事に、時間やお金の資源を使うべきと思ってます。
「ゴルフも仕事だ」と、自己暗示をかけて、時間を無駄使いするサラリーマンの方々と、「ミャンマー面白い。可能性あるぜ!」と通っている僕とは、10年後には、差が出てくると思います。
他の駐在員は、ゴルフや、女性や、お酒やで、遊んでたらいいんです。しかし、僕は、違うんです。この強いモチベーションの根底にあるのは、
何としても、サラリーマンという「労働者の立場」から抜け出したい。この一点です。
10年後に「だからゴルフしなかったんですよ」って鼻で笑いたいですね。性格悪くてゴメンなさい。起業を夢見て、これからも突っ走ります!!
See you tomorrow.