「受験大国にっぽん」その時カメラは回っていた。
1980年代に放送されたNHK番組を、今振り返るという番組を見ました。
「受験大国にっぽん」
日本人の実像に発掘映像で迫る。
出世競争を決める昇進試験、エリート社員の家族総出による突破作戦とは?https://t.co/zSbibKjXpK
— 室長@海外商社&YouTuber (@SHITSUCHO2019) February 20, 2021
1980年代の一般的な日本人とは、
職場の昇進試験に向けて、お父さんの「社内プレゼンの練習」を、家族総出で応援してたり。
パートのオバちゃんが、たった数十円のバイト時給をあげるための社内テストをパスするために、刺身の切り方を必死になって練習してたり。
そんな過去映像をみて、絶句してしまいました。
そして、いかに現在が良い社会なのかも良くわかりました。
目次
不幸なのは選択肢がないこと
1980年代の当時の日本人にとって、お金を稼ぐ方法が、所属組織しかないこと、これが不幸なんです。選択肢がないのです。
今では、メルカリ、ブログ、YouTube、noteと個人が稼げる方法がいくらでもあります。
僕は、先日、ある記事をネットに1本書いただけで、アフリエイト収入が数万円になりました。たった数時間かけた個人記事が、所属組織を通さずにも、簡単に稼ぐことができてしまうのです。
YouTubeもおかげさまで、登録者数1,400人に迫っており、毎月少なからず広告費が入っています。
このブログだって同じです。Amazon商品を紹介していますが、そこから購入していただくと、僕に紹介料が少しだけ入るのです。
それもこれも、インターネットや、それにまつわる無料プラットフォームの発達のおかげですよね。
80年代の日本はマルクスと同じ世界
130年前に、社会主義者カールマルクスは
「資本主義は格差が拡大する。なぜなら労働者は生産設備がないから。資本家のみが生産設備を持っている。だから資本家を打倒しろ」
と、過激な主張をしました。
実は、1980年代の日本も、マルクスの世界観も「生産設備を個人が持つことが出来なかった」という点では同じなんです。
1980年代のサラリーマンも、お金をもっと稼ぐ方法は、勤め先での評価をあげるしかなかったんです。
たとえ、それが時間効率が悪くとも、それしか方法が無いので仕方ありません。なぜなら、会社のみが生産設備を持っていたからです。
繰り返しますが、今では、メルカリ、ブログ、YouTube、noteという「生産設備」を、個人が無料で使うことが出来る時代なのです。
実は、これこそが、格差の是正の切り札になるのかもしれません。情報格差や知識格差、環境格差など言い出したきりはないのですが。。
もしマルクスが現代にいたら?
もしも、マルクスが現代に生きていたなら「個人は会社勤めして搾取されるのでなく、ネットを駆使して稼げ。生産設備は、お前の目の前にあるだろう。気付かないのか?」と言うはずです。
この「個人で稼ぐ」という流れは止まらないでしょう。大企業が副業を解禁、政府も自由な働き方を推していますよね。いかに、ここに乗っかるかが、2021年以降を生き抜くのに、重要になってくるはずです。
↑この話にピンと来ない人は、1980年代の人みたいに、会社やパートの評価をあげるためだけに、自分の時間と体力を、非効率に使ってしまいがちです。僕も新卒で入社してからは、そうでした。
別に、僕は、ブログやYouTubeが成功して、大金持ちになっているわけではないです。
でも、所属組織(会社)以外から、稼ぐということを覚えました。しかも海外に居ながらです。これは、僕にとっては、第二の人生への、大きな第一歩なのです。
個で生きるとは?オススメ書籍5選
個人で稼ぐマインドにさせてくれる書籍5選です。
こんなのばっかり読んでたら、そりゃ、室長は、サラリーマン(本業)やる気無くすわ、って分かってもらえるとも思う。笑
↑組織を持たずに、SNSで1人で生きることを選んだ与沢氏の真髄が込められてます。僕も昔は起業を目指した時期もありましたが、これを読んで考え方が変わりました。合理性を突き詰めていけば、現代は組織でなく個で生きて行くことが最適解だと分かる。
↑中田YouTube大学で有名な中田氏。 YouTuberになる前の書籍ですが、芸能界(サラリーマン)で感じていた、当時の彼の葛藤も随所にある。現代の労働のあり方を考えさせられる。なぜ、YouTube、吉本退社、海外移住を選択したのか分かる。
↑一発芸人と呼ばれるヒロシ氏。お笑い芸人でありながら、アドリブや、ひな壇が苦手。組織に馴染めない人と、同じ気質がある。鳴かず飛ばずだったが、ソロキャンプでYouTubeで再ブレイク。何かを突き詰めて、それを発信することの大切さを説いている。
↑小説マネーロンダリングで有名な橘玲氏。 従来の一生サラリーマンという生き方が、現代資本主義化では無理があることがよく分かる。税制面でも、フリーで独立するべきだと説いている。
↑サラリーマン、フリーランスエンジニア、ブロガー、オンラインサロン運営、インフルエンサーと、現代の下克上を果たした、やまもとりゅうけん氏。「不労所得は簡単に作れる」と、具体的な方法論が載ってます。個人が、ネット全盛期の現代を生きていくとは、このことだと納得させられる1冊です。
注意点
「個人で稼ぐ」って言っても、ネットの情報商材(何十万円?)には手を出さないように。そんな大金出さなくても、千円前後の書籍の情報で、十分ですよ。マインドから学ぶことをおすすめします。
See you tomorrow.
橘玲以外の4冊は、存在は知っていますが、なんとも胡散臭そうで読んでいません。が、中古で安かったら読もう、という気になりましたよ。ありがとう。