本編は、中編となります。
初めての方は、前編からどうぞ。
バリスタの語学コースを受けて、その後カフェに実際に勤めたんですね?
はい。バリスタコースに通っている時に見つけましたね。
見つけたというのは、カフェ、働き先を見つけたということですね?
はい。こっちは、自分でレジュメを作って、店に持って行って配るのです。配って、仕事探すというのが、ワーホリの人達の一般的な、仕事の見つけ方です。
そうなんですよ。びっくりすると思うんですけど。自分でワードで作ったレジュメを配り続けて。カフェに行きたかったので、色んなカフェに、英語もそんな出来ていなかったですけど、雇ってくれていう意志を伝えるためにいっぱい配ったんですよね、レジュメを。
そのレジメとは、日本で言うと、バイトする時の履歴書みたいなもの?
履歴ですね。それをもうひたすら配って、その中で1つ、たまたま声がかかって。面接に来ないかと言われまして。それがちょうど2ヶ月目で、バリスタコースに通い始めた頃だったんですね。
その時に面接をして。その時、正直、英語のレベルとしてはまだまだ全然言いたいことが、しっかりしゃべれない状況だったんですけど。自分のやりたい事や、カフェで働きたい、食文化に触れたいという気持ちが、しっかり話せる状態だったので。
英語は無理として、それを伝えられたので、オーナーもマネージャーさんも、つたない英語だけど、すごく気持ちが伝わってきたという事で、採用してもらって。それから、カフェで働くようになりましたね。
なるほど。実際そのカフェで働くというイメージがちょっと湧きにくいんだけど、例えば、週に何回とか。ぶっちゃけ、給料は、いくらとか?
一番最初は、週に2回行っていました。ほとんど、トレーニングみたいな感じで。一応、お金は、もらっていたんですけど、その時は、大体時給1200円〜1300円くらいで、働かせてもらって。
仕事も、教えてもらっているんですけど、それも全部英語で。教えてもらっているんですけど、何言っているか分からないという状況でありながら、すごい最初はかなり苦労しながらも、必死に。
折角、見つけたカフェのバイトですし、絶対にやめたくなかったので。首にもされたくなかったので。一生懸命、もう必死に食らいつくって感じで、最初の3ヶ月は、働いていました。
3ヶ月、4ヶ月くらいしてから、ようやく英語も慣れてきて、仕事の内容にも慣れてきて、自分がある程度できるようになってきたというタイミングで、週3くらい仕事をもらえるになりまして。金曜日と土曜日と日曜日に。
で、その3日間でどんどん自信をつけていくうちに、この前ちょうど6ヶ月目ですかね。給料を上げてもらえることになって。その頑張りが認められたのかは分からないですけど。
今は時給で言うと、大体1600円から1700円くらいの時給をもらってます。
これ普通に日本と比べると1600円、1700円って結構いいよね。
オーストラリアは、本当は、最低賃金が18ドルなので、最初にもらった1300円というのは、下回っているんですよ。オーストラリアはそういう意味ではワーキングホリデーで働く人にとっても、やっぱりお金はすごく貰いやすい環境にあると思います。
そのカフェで、週3働いているというのは、もう朝から晩まで、働いてるって事?
金曜日は、もう朝からです。大体、朝6時半に出勤して、結局、終わるのは18時くらいで。1日ずっと働くみたいな。10時間以上働いています。土曜日と日曜日は昼まで。大体2時くらいまで働きます。
もし、このカフェに興味ある方は、この動画の詳細欄の方に、カフェのリンク先を載せておきますのでどうぞ。
じゃあ、週3で働いていて、それ以外の日は?語学学校も、もう行ってなくて、何をしているんですか?
今、大きく分けて、3つやっていることがあって。1つがカフェ。これが一番の「おおもと」です。今回やろうと思っていたこと。
2つ目が、今まで、ずっと、年中くらいからサッカーをやってきていまして。小中高大と。ずっとやっていました。やっぱりサッカーってスポーツなんで、あまり言葉とか関係なしに、世界の人と繋がれるんですよ。
なので、来た初日くらいから、色んなサッカーの、ソーシャルサッカークラブだとか、そういうサッカーのグループ、色んなところに顔を出して、サッカーで友達を作っていたんですね。
それで、たまたま、声がかかって。今、このビクトリア州という州全体の4部リーグのチームに、トライアルを受けさせてもらって、セレクションに合格して、そこの一員として、一応選手として、サッカーをやっています。
なので、火曜日、木曜日、土曜日はサッカーをしています。
週に3回は、サッカーしているというこですね。しかも、セレクション?入団テストみたいなのを受けたということは、そこで、お金をもらっているってこと?
えっと、一応、1試合あたり、80ドルか100ドルなので、大体6000円から8000円くらいのお金を貰っています。
要は、君は、プロぐらいうまいサッカー選手じゃないんだけど、オーストラリアに行って、4部のリーグに入って、選手として、1試合いくらというお金をもらっている、ってことですね?
はい。後から知ったんですけど、Jリーグで試合に出る機会がない人が、オーストラリアのリーグに来て、サッカー留学みたいな感じで、お金稼いでいるって人が結構いて。こっち来てから知ったんですけど。
いやこれ、すごいなと思って。例えば今日本では、色んな人が、堀江貴文さんが「好きなことを仕事に」とか、そういう良いことばかり言うわけですよ。
僕は、それはちょっと甘いと思っていて。そんな好きなことをやって、金儲けなんかできるかというのが、僕の感覚なんだけど。そうじゃなくて、自分がサッカーやってきて、そのサッカーをオーストラリアでして、それでまたお金をもらっている。それはすごいことだと思う。
生活できるほどは貰っていないですけど、試合に出れば、お金がもらえるという状況には、今一応いさせてもらっているので。
レベルとしては、別に、そんなにめちゃめちゃ高くはなくて。高校時代までは、本当に一生懸命サッカーやっていたんですけど。そこそこレベルも高い、全国にも顔を出すようなチームで、高校時代サッカーをしていたので、それなりには自信はあるんですけど。
でも、日本でプロには到底なれないぐらいの実力でしたし。それこそ高校サッカーどまりです。その後、大学サッカーでは、すごく強いチームで、やっていた訳ではなかったので。
まさか、こんな形で、サッカーで少しでもお金をもらえるという状況いるとは、正直思っていなかったですね。
今、留学生君が、言ったことは、すごいポイントがあって。僕も、実は、サッカーをずっとしていて。僕も留学した時には、サッカーを通じて、色んな外国人とコミュニケーション取った記憶があります。
要は、サッカーは、お互い言葉は分からなくても、お互いルールを知っているので、すぐできるっていう。これはすごい事で。留学するにあたっては、例えばサッカーとか、バスケットとか?そういうのが得意だったら、すぐ現地に溶け込めるよね。
そうですね。もう何でもいけると思います。
友達で、ダンスが凄く上手な人は、その現地のダンサーと、すごく仲良くなれていましたし。そういう1つ何か実力があれば、言葉ができなくても、いくらでも認めてもらえるという世界だと思います。
いやほんと留学する人って、これ結構重要なところで。言葉じゃない、非言語コミュニケーション。スポーツを通してとか、ダンスとか、好きな子は音楽とか。そういうの通して現地の人たちとコミュニケーションを取るのは、凄くいいよね。
この動画の詳細欄にも、4部リーグのリンクも貼っておきますので、もし興味があれば見てください。
カフェと、サッカーと、もう1つというのは?
もう1つやっているのは、完全にお小遣い稼ぎのためですけど、UberEatsをやっています。ドライバーとして。
多分、UberEatsと言って分かる方ってあんまりいないと思うんですけど。Uberってアメリカの配車サービスをやっている世界の大手で、そこにドライバーとして登録をして「Eats」なので、食べ物ね。食べ物デリバリーをやっているということですね?
具体的に、仕事の内容というか、お金稼ぎの方法を教えて欲しいんだけど、、
本当に簡単な仕事で。まず、自分が働きたい時間に、UberEatsのドライバー専用のアプリを使ってオンラインにするんですよね。ボタンを1つ押すと、オンライン状態になるんですよ。その状態の時に、誰かが食べ物をオーダーしてくれると、自分のところにオーダーが来るんですよ。
そしたら、そのオーダー受け取るというボタンをポチっと押すだけで、もうすぐに、そのお店までの道案内が出てきて。その道案内に沿って行って、食べ物を受け取って。
受け取ったボタンを押すと、そのピックアップしたお店が、食べ物をオーダーした人の家までの道案内が出て来て。その道案内通りに自転車をこいで、渡すという作業をするだけで、お金がもらえるという、すごく本当に簡単な仕事です。時間がある時にやっていますね。
道案内というのは、GoogleMapみたいなので「次ここに行きなさい」という指示が、来るという訳ね。
アプリの中が、ほぼ全部マップ画面になっていて「ピックアップする」とか、そういう画面が、ポッと出てくるという形なので、すごく楽です。
因みに、フードをお店に取りに行って、お客さんに届けて、という、その一連の1回のデリバリーでどれくらいのお金がもらえるんですか?
それは距離によるんですけど、大体少なくとも6ドルは1個のピックアップでもらえて。6ドルと言うと、大体400円から500円くらい。480円ぐらいですかね、今だと。6ドルから、大体距離が長いと9ドルくらいもらえる時もあります。
ランチタイムか、ディナータイムだと、1時間で大体、3回か4回。多分3回が限界だけど、3回はピックアップができるので。大体一番少ない6ドルで見積もっても、1時間で17ドルもらえるので。時給にしたら1400円とかなります。
それも面白いね。1時間ちょっと空いたので、働こうかと言って、自分の自転車とスマホだけでお金を稼げるということね。
これも、普通に日本で生活している人。僕もそうですけど、こういうので、お金を外国人が外国で稼げるって言うのは聞いたことがないんで。それは凄い良いですね。
そうですね。学生さんに凄くお薦めだと思います。ランチタイム、ディナータイム以外はあまりオーダーが入らなかったりするんですけど、自分で時間を決めてやれるので凄くお薦めですね。
ということは、収入としては、カフェと、サッカーと、UberEats。今の生活費というのは、その3つの収入から賄えるぐらい?
そうですね。貯金できるぐらいの収入はもらっていますね。
それはすごいよね。だって留学してしようと思って行って、ワーキングホリデーで行って、仕事を3つ掛け持って貯金ができるって、、
そうですね。多分仕事を選ばなければ、もっと貯金できると思います。
今、どういうところに、住んでいるか教えてもらえますか?
シェアハウスに住んでいまして、1人の個室があって。あと、キッチンとお風呂場と洗面所やトイレは、全部共用です。それが月で640ドルなので、大体5万円ちょいの家賃です。
メルボルンの中でも、結構安い方だと思います。何でかと言うと、共用スペースが汚いんですよね。ゴキブリが出たりとか。そういう妥協もしているのもあって、少し安い。
多分、綺麗なところだと、もっと高くなってくるんじゃないかなと思います。自分の部屋があってとなると。
5万円のところに住んで、3つ仕事を掛け持てば、それは貯金は貯まるね。ちなみに、この食べ物は?どういうものを食べて、いくらぐらい使っているんですか?
基本金土日はカフェで、ご飯が食べられるので、いらないんですけど。月曜日から木曜日の間は、自分でスーパーに買いに行って、自炊しているという形になりますね。
だって、オーストラリアだと、留学って言っても、遊んでばかりいて。親の金を使って、散財して”遊学”?
要は、遊んで学んで、帰っていくという子も多いよね。
分かりました。ちょっとチャプター1回切るので。またお願いします。
【参考リンク】
▼働き先のカフェ
https://www.instagram.com/littlemancafe/
▼4部リーグのサッカークラブ
https://m.facebook.com/truganina.hornets/
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【対談】オーストラリア現役留学生 (後編)ズバリ留学して得たものは!?
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