コロナはマイナスだけじゃないです。
早く帰宅できるので、僕は娘とたっぷり時間をとって向かい合えているからです。
多忙な時には考えられないことです。9歳の娘の将来について、勉強について、そんな父親としてやるべきことが見えてきました。
■こんな方にオススメ
・子供と向き合う時間がない父親
・将来、子供が欲しいと思ってる学生
・「コロナ」を利用できずにいる
不謹慎だと怒られるかもしれませんが、このコロナ騒動、僕は、かなりポジティブに捉えています。
僕は、台風が好きでした。小学校の頃、大きな台風がくると、休校になって、テンションが上がってました。台風は自然災害の脅威ですが、これが去ると、空は一段と澄むのです。
コロナは、僕たちの全てを一旦マインドリセットしてくれるのです。ここにワクワクしています。
目次
娘の勉強をみている
子供の学校が休校、僕の仕事も定時あがりになりました。バンコクでは、非常事態宣言+夜間外出禁止令が出ており、仕事どころじゃないんです。うかつに残業して、帰るのが遅くなると、逮捕されてしまいます。
新たに生まれた時間で、9歳の娘の勉強を毎晩みています。
オンライン学習スタサプを一緒にやってます。小4の授業を、僕は、そこそこ楽しんでいるのですが、娘は違います。勉強する意味や、意義が分かってません。
そんな娘を【子供を勉強する気にさせる】
↑これが非常に難しいんですね。
世の親や先生は、この部分に、四苦八苦しているんだと思います。うちの娘も例外ではありません。彼女にあるのは「パパがやれと言うから」だけです。その気にさせる方法は、たった1つしかなくて
【勉強すると、自分が得するから。勉強を自分ごとと思わせる】
彼女に↑これを理解させるのが難しいんです。理解力や想像力がそこまで至ってないんですね。偉そうに言う僕だって同じで、自分が9歳の頃、全く分からなかったです。
他の高学歴家庭では、どんな家庭教育をしているのか?と気になったりしました。頭の良い親から生まれると、遺伝で、子供も自然に勉強できるようになるのかな?とも思います。
娘に対して「なんで、昨日やった問題が解かれへんねん!」と感情的になりそうなのを、ぐっと堪えて我慢しています。
そんなモヤモヤしてた時に「下克上受験」を読みました。
中卒の父親が、娘と、難関中学受験に挑む実話なのですが、これが非常に面白いのです。父親と娘の年齢も、うちとほぼ近いのですし、父親が娘と勉強する構図が、今の僕と被って見えたのです。
【書籍】下克上受験
中卒の父親が、当時小学5年の娘に「今、なぜ中学受験するべきなのか?」を力説するところが良かったです。
そこには「人生のしくみ」と題して、
・中卒で失敗した40代の自分人生
・娘が10歳〜18歳のたった8年間を必死に勉強することで、残りの61年間の人生がより良いものになる
とが、比較されて、図示されてます。人生って、わずかこの8年間頑張るだけで変えられる、と説いています。
勉強したとしても、全ての人が、人生バラ色になるわけではありません。しかし、この「傾向」は、あると思います。人生を、確率論的に捉えた場合、彼の言っていることは正しいんです。
40年以上生きてきてつくづく思う。人生というのは最初が肝心だと。私は、今、自分の人生に満足して生きているわけじゃない。でも、もう仕方ないのだ。
こうなってしまったのは、両親や学校の先生、つまり大人たちが悪いのか、それとも自分自身が悪いのか何度も考えた時期もあった。しかし、いつも考えることをやめてしまうのだ。誰かの責任なら憎まなければいけなないし、自分の責任なら後悔しなければならない。結局どちらも晴れることはない。
これは中卒でそれなりの苦労してきた人の生の言葉であるように思う。
次も、少し長いですが、しっかり読んでいただきたいです。そのまま抜粋です。
小学生という心身ともに成長しなければならない、この時期に、遊びを奪い睡眠を奪う中学受験。これを虐待だという人がいる。私はむしろ逆ではないかとさえ思うのだ。まだ10歳の子がライフデザインを持ち、今を頑張れるだろうか。中卒のような極端な例は別にしても、高校を出てそのまま就職するとどうなるのか、大半はどうなるのか、大人はみんな知ってるはずだ。
そこから先の人生はかなり長く、逆転はほぼ難しいことも大人はみんな知っている。自分の今の人生に満足している人ってどれぐらいいるだろう。満足していない原因をどのように分析しているだろう。社会が悪いのか、それとも自分が悪いのか。
もし、そこに後悔があるのならば、そのやり直したい時期とは、正に子供の頃ではないだろうか。その時期にどの程度の判断能力があるというのだ。判断能力が乏しかったからこそ、大人になった今の判断能力を持ったまま時間だけを巻き戻したいと思っているのではないだろうか。
僕的には、↑この部分が、強烈に刺さりました。
僕は、一応、大卒ですが、自分の過去を振り返っても、やはり後悔が多いです。もっと、あの頃勉強してれば、、と悔やんだりもします。しかし時間は巻き戻しできない。自分と同じ後悔を、娘にはさせてくない、だから、娘に勉強を強要するのです。
本書のクライマックスですが、娘が最難関中学を受験した後、父親に放った言葉に、僕は思わず涙してしまいました。ここでは書きませんが、ぜひご興味のある方は、本書を手にとって読んで見てください。
学歴コンプレックスを持っている方、僕のように後悔の多い方、子育て世代には、刺さる部分が多いと思います。
弱肉強食
「弱肉強食」あまり好きな言葉じゃないですが、やはり強者が弱者を利用する社会だと思う。良い悪いかは別として、これが現実だと思う。知らないまま損しているのが「弱者」なのです。
今回、コロナ騒動で、日本政府は、108兆円というお金をばら撒こうとしています。これはGDP比2割というとんでもない額です。
給付金であったり、借入れであったり、金銭的援助が盛り沢山です。
・緊急小口資金
・雇用等調整金
・日本政策金融公庫
・持続化給付金
元々あった制度もありますが、申請や条件面で、ハードルが下がってます。大義名分は「コロナ不況で困った人のため」ですが、僕たちが、これを利用しない手はないです。
ここで、漢字が苦手とか、役所資料の解読が出来ないなど、典型的な「そっちの層」には、面倒に思えてしまうのです。これら行政サービスの恐ろしいのが「自己申告制」なんですね。対象者であっても、自分で申請しないと援助を受けれません。
僕に「株価が下がったので、何を買えばいいですか?」と質問する方がいるのですが、それは筋が悪いんです。日本に住んでいるのであれば、今は、この108兆円を狙いにいくのが正攻法です。
サラリーマンであっても、やり方は色々あります。勘違いしないでくださいね。「不正受給をしろ」と言っているのではなく、目の前の現実を現実として受け入れて、いかに自分の利益になるのか?を考えよう、と言いたいのです。
これなんです。
僕は、娘にはもっと勉強して、世の中を正しく見る目や、賢く生き残る術、現実を現実と受けとめる力を持って欲しいと強く思うのです。受験や学校の成績は表向きなことで、勉強の本質は違うとも思います。
妄想でなく現実を見る
コロナのニュースだけ(どこで死者が何人、感染者が増えた)追ってるだけでなく、いかに自分が、この状況で、有利なポジションをとれるのか?に注力すべきと思います。
米国で死者が増えたとして、あなたの貯金額に影響ありますか?ですよ。もし自分が安倍総理だったら「こうするけど、、」という妄想に駆られてはいけません。自分の目の前の現実を見ないといけません。
僕が、娘の勉強みれたりするのも、コロナのおかげだと思えば、それはそれで、この状況を利用してることにもなります。
最後に質問です。
皆さんにとって、このコロナ台風が去った後、今以上に空(目の前の現実)が澄み渡るでしょうか?それは「台風の時に何をするのか?」に掛かっていると思います。
See you tomorrow.
[…] 詳しくは過去の投稿をどうぞ。 […]
[…] 【過去投稿】【子育て】コロナはマイナスだけじゃない。僕は娘と向き合えました。 […]