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国際スポーツ界に物申す!大坂なおみ選手が勝っても負けても関係ない。世界最高峰の試合が観たいだけ

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グローバル化した、スポーツでは「◯◯人」という国籍の概念が当てはまりません。

テニスの世界から生まれた経済用語で「ウインブルドン現象」があります。ウインブルドンとは、テニスの世界最高峰大会です。イギリスで行われるのですが、今では、参加者も増えてレベルが上がり、イギリス人が優勝できなくなっています。

世界中の選手が集まるとレベルアップ

ウインブルドン現象とは「市場開放(外国人でも参加可)した結果、地元民が追いやられる」です。しかし、同時に、自由競争させることで、経済は発展する、、と、ちょっと皮肉っぽい使われ方をします。

なぜなら、限られたイギリス人だけでテニス大会するのと、世界中の人が参加する国際大会とでは、どちらが、テニス技術が発展するかは一目瞭然でしょう。

 

目次

本来のスポーツ観戦のあり方

ウサインボルトは、人類史上最速の陸上選手です。100mの世界記録を更新した時は、世界中が沸きました。

もう、ここまでくると国籍などは関係なく、純粋に「人間がどこまで速く走れるのか」というのが世界の関心事ですよね。スポーツは、本来、こうあるべきなんです。

世界中がウサインボルトを応援した

次は、間違った例をいきますね。

例えば、あなたの地元から「オリンピック選手が出た」というだけで、あなたが胸を張るのは、変なのです。

そのオリンピック選手と、あなたは、別人なのですから。この選手は、あなたの分身でも、生まれ変わりでもない。ただ偶然「同じ地元」だっただけです。

もし、あなたが、この選手のコーチだったら別ですよ。自分の行動や努力(指導)が、選手の結果に影響を及ぼしているので、一緒になって喜ぶのは、正しいのです。

あなたにとって、不可抗力な事象(あなたが頑張ろうが、頑張らなくても同じ)に、あなたが勝手に、親近感を感じて、喜んだり、悲しんだりするのって、違うんですね。

隣の研究者がノーベル賞を取るのと貴方は関係ない

あなたの自宅のお隣に住む日本人が、ノーベル物理学賞を受賞したとしても、あなたは、何も自慢も出来ないのです。よくて「勇気がもらえた」ぐらいでしょうか。

 

過去の戦争について若者達が論争?

もっと間違っているのは、過去の戦争論争です。

ベトナムと中国は、カンボジア統治を巡って、1979年中越戦争を起こしています。

僕が、中国留学していた頃、この中越戦争の原因は、どっちが作ったのか?という議論を、中国人とベトナム人で、ガチで言い合いしていました。この人達、馬鹿じゃないか、と思いましたね。僕が、国際仲裁に入りましたよ(笑)

今の若者達が何を議論する必要があるのか?

僕達の年代は、もう戦争とは無縁で、また過去の戦争を引き起こした人たちと、僕たちとも別人です。そんな過去の人の起こした戦争について、わざわざ、今の若者が、感情むき出しにして議論する意味はありません。もう過去の話ですよね。

これも「◯◯人として、許せいない」など、国民感情といった間違った考えが根底にあります。歴史を学ぶことは「同じ過ちを繰り返さない」という意義があると思いますが、それと、これとは、別でしょって思います。

 

テニス大坂選手、陸上サニブラウン選手をどう感じたか

スポーツ界の話に戻ります。

テニスの大坂選手は、父親が米国人、母親が日本人です。彼女が、優勝したことで、あなたに、どんな感情が出てきたのでしょうか?

先日、陸上100mで、日本人2人目の9秒台を叩き出したサニブラウン選手も、ガーナ出身の父親と日本人の母親を持っています。

自分と肌の色が違うと応援しないの?

彼女、彼は、見た目が少し違いますが、日本国籍を持った「日本人」です。もし、あなたが、一般的な日本人が優勝するのとは違った印象や感想を持ったのであれば、それは、どうしてなのか?を、自問自答してみましょう。

突き詰めて考えると、僕のように「そもそも同じ国籍の選手だけど、自分とは関係ない」と思えるはずです。

国家間で争うスポーツ大会である、オリンピックやワールドカップは、世界の人々がグローバル化すればするほど、いずれ「無理が出てくる」と僕は予想しています。

See you tomorrow.

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