「倍速ニッポン」という、日経の記事が面白いです。
今の若者は、動画観るにも、音楽も、話すスピードも何もかも速く、それは、タイムパフォーマンスを意識しているからだと。
タイムパフォーマンス
かけた時間に対する効果、すなわち「時間対効果」のこと。 かけた費用に対する効果(費用対効果)を意味する「コストパフォーマンス」の「コスト」を「タイム」(時間)に置き換えた造語。
ボクが、高齢者の話を聞くのが苦痛に感じるのも、ここにも原因がある気がしました。
彼らの話すテンポが遅かったり、同じことを繰り返す傾向にあるので、聞いてるこちらのタイパが悪いのです。
目次
時代とともに音楽が高速化
音楽でいくと、イントロの長さが短くなってます。
ダラダラと冒頭のイントロを聴くのが我慢できない、早く歌え、という事でしょう。
ボクの娘たちが聴いている現代音楽は、アニメ基調な、いわゆる、畳み掛けるような、こんな早口音楽です↓
ボクが、90年代のミスチルなどを流すと、
と言われてハッとしました。
ボクの親の世代のメインは演歌ですが、ボクからするとスローテンポ過ぎるのですが、親世代からすると「90年代J-POPは早口」なのかもしれない。
すなわち、世代が若くなればなるほど、聴いてる音楽が高速化しているのです。
演歌 → 90年代J-Pop → 現代早口音楽
YouTubeでは「ジャンプカット」という編集方法が一般化してまして、しゃべり手の0.5秒の間隔ですら、編集でカットしてます。
ボクは早口な方ですが、それでも、他のYouTuberからジャンプカットを勧められましたね。視聴者のタイパを追求してあげてるんですよ。
NHKアナウンサーが、1分当たりに話す、単語の数は、増えてきてるようで、それだけ、社会全体が、高速化して「時間に追われてる」ってことですね。
高速化は誰にも止められない
この倍速化の流れは決して逆戻りしない、止めれない不可逆的な現象なわけです。
であれば「自分は、どっちに振れてるのか」を、常に意識しないといけません。
コンテンツを作る際に、若者に刺さるように倍速とするのか、そのうえの年代に対してなので通常速度にするのか。又は、タイパを意識せずに、あえて、癒し系で、ゆっくりなテンポの音楽とするのか?などなど。
商品企画や、コンテンツクリエイターは、これらを意識をしないと、売っていけない時代になるでしょう。
1番ダメなのは、どっちにも振れてない(遅くとも、速くともない)中途半端な、商品なんですね。
「タイムパフォーマンス」これは流行語大賞にしたいですね。時代に即した、とても良い新出単語です。
ボクの投稿も「文字が無駄に多く、タイパが悪い…」と思われないように注意が必要ですねw
See you tomorrow.
[…] いものを選んで観るようにしてます。タイムパフォーマンスを意識してるわけです。 […]