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マルクス

【講義3日目】全ての商品の根っこは労働である

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「労働者が絶対に豊かになれない理由」を解説する講義3日目です。

誰が、こんな投稿を読んでいるのか分かりませんが、、真面目に進めますね。初めての方は、1日目2日目から、先にどうぞ。

前回のおさらいです。

資本主義は、商品の集合体である。商品を細分化すると、使用価値と労働価値が必ず内在する。商品価値 = 使用価値 + (労働)価値 となる。

では、それら商品の値段はどのように決まるのか?

ここでマルクスは「労働価値の大きさで、値段が決まる」と定義しました。経済学用語では、労働価値説といいます。

全ての商品の値段(価値)は、労働が出発点だという考えです。どれだけの労働が、その商品に注ぎ込まれたかで、値段が決まると。使用価値はオマケなんですね。

これは意外に思われないでしょうか?

一般的に、商品開発する際には「消費者の欲しいもの、使ってメリットがあるかどうかで、そのモノの値段が決まる」と言われたりします。

これは違うのです。

その商品に、どれだけ労働力が注ぎ込まれたか?で価格が決まるのです。

幕の内弁当を分析してみると

仮に、千円の幕の内弁当としましょう。

大根、竹輪、米、マグロ刺身、サラダが、プラスチック製の弁当に入ってるとしますね。弁当屋さんは、それらの仕入れ(コスト)を合計して、そこに利益をのせて千円とています。

弁当に労働が入っている!?

【弁当屋コスト】

大根 100円
竹輪 100円
白米 100円
マグロ 300円
サラダ 100円
弁当箱 100円
利益 100円
【合計】弁当販売価格 1,000円

この弁当屋は、大根を農家Aから購入しています。弁当屋が、自分たちで畑を耕して、大根を育てているわけではないです。

大根の仕入れ100円、これは、大根を売る農家からすると、販売価格になります。

【大根農家Aコスト】

大根の種代 20円
肥料代 20円
アルバイト雇う 50円
利益 10円
【合計】大根販売価格 100円

そして、この大根農家も、種代は、他からかっています。次は、種の販売、、、と、コストは、ずーと、連鎖的に続くのです。

このように、資本主義の商品を細分化していくと、仕入れ(種とか肥料)と、利益に分けられます。

そして、重要なのは、この利益とは、自分が働いた、まさに労働なのです。この各自の労働の積み重ねられた総量が、商品の価格を構成するのです。

※ここでの利益とは、厳密には、労働者の余剰価値ですが、これは後で説明します。

 

紙コップ100円で有る理由

こう考えると、宇宙ロケットの販売価格が、100万円にはならないし(何百億?)逆に、紙コップが、10万円(100円以下)にもならない。

ロケットは、衛星情報取得のために必要(Googlemapや天気予報など)ですし、紙コップもBBQなどには必要ですよね。どちらも、使用価値は有ります。

ですが、いくら使用価値があるからといっても、商品の値段には、ほとんど影響してないのです。

ロケット1つを作るために、何十万人(これは部品メーカーなども含む)が関わっているからです。関わっているとは、そこで「労働」しているのです。

紙コップは必要だが労働は少ない

逆に、紙コップを作るためには、ロケットほど、労働者が、関与していません。だから、100円なのです。

社会平均の労働

注意点として、ダラダラサボりながら作業する人の商品は、時間だけ過ぎて、労働がたくさん詰まっているように思えますが、それはマルクスは認めません。

「社会平均の労働で計算される」としています。

商品Aのコストには、商品Bのコストも一部含まれて、その商品Bのコストにも、商品Cのコストが一部含まれる、、、これをずっと辿っていくと、全ての商品のコストの根っこは「労働」なのです。

その商品の販売価格とは、いつくもの労働が積み重なっているにすぎないのです。

本日はここまでです。続きます。

See you tomorrow.

-マルクス
-,

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